「チョコリスタ」はカフェチェーン大手の「タリーズコーヒー」(TULLY'S COFFEE)が夏季の期間限定で販売するチョコレートドリンク(チョコシェイク)で、名称の由来はチョコレートとバリスタの組み合わせからです。

チョコレートや練乳、各種シロップなどとともにミキサーで氷を砕いて作られ、粘度のあるトロっとした食感、濃厚なチョコレートの香りと程よい甘さが特徴で、クーベルチュールチョコレートがトッピングされています。

商標登録は2016年5月27日(2015年12月25日出願)にタリーズコーヒーによって行われています。

チョコリスタが始まったのは2015年2月25日、タリーズの「表参道ヒルズ店」(2019年に閉店)と「六本木ヒルズ店」の2店舗のみで先行販売され、その後同年12月26日(土)からは全店で販売されることとなりました。
その後も毎年夏の時期に販売されるチョコレートドリンクとして定着し現在に至っています。

ショート(Sサイズ)と、トール(Mサイズ)の2サイズが用意されていて、価格は毎年変動があるため決まっていませんが、2019年は共に税込みでショートが600円、トールが650円でした(下で紹介する抹茶リスタも同価格帯です)。

また、チョコリスタ販売開始から翌年2016年8月5日(金)からは「抹茶リスタ」がはじまりました。
チョコリスタと同じく粘度があり、濃厚な抹茶の風味とクーベルチュールチョコがトッピングされているフローズンドリンクで、こちらも毎年夏の時期に販売されています。

2017~2018年にはチョコリスタと抹茶リスタに続きキャラメル味の「キャラメリスタ」も登場しましたが2019年は販売されませんでした。

チョコリスタも抹茶リスタも夏季に発売されますが、決まった日に発売するのではなく毎年変わります。
目安としてはチョコリスタが5月下旬頃、抹茶リスタが7~8月頃で、販売終了は8月下旬くらいになります(下の項目で詳しく解説)。

販売が決まるとタリーズの公式サイトで発表されますので、シーズンが近づいたら下記のリンクから確認出来ます。

なお、名前が似ている「ショコリキサー」(アイス・ホットあり)という飲み物もあります。
ベルギーチョコレートで有名なゴディバが販売している、同じくチョコレートを使った飲み物ではありますが別商品です。
そちらも本格的なチョコレートドリンクなので、チョコリスタと飲み比べてみるのもいいかもしれません。
詳細についてはこちら「ゴディバのショコリキサーを解説」をご覧下さい。

それでは実際にチョコリスタと抹茶リスタがどのような飲み物なのか、写真で見ていきましょう。

抹茶リスタ(左)とチョコリスタ(右)
抹茶リスタ(左)とチョコリスタ(右)
クーベルチュールチョコのチップ
クーベルチュールチョコのチップ
横からの写真
横からの写真

写真は2017年8月に五反田東店で注文したトールサイズの抹茶リスタとチョコリスタです。

前述の通りチョコリスタと抹茶リスタは夏の時期だけ登場しますが、タリーズコーヒーには年間を通して販売している「スワークル」というフローズンドリンクもあります。

スワークル
スワークル

スターバックスコーヒーのフラペチーノに似た飲み物と言うとわかりやすいかもしれませんが、お洒落で可愛らしい彩りも鮮やかです。
チョコリスタに比べて粘度がなくサラッとしていて、チョコレートではなくコーヒーであったりフルーツを主体としたフレーバーが多いです。
詳しくはこちら「タリーズのスワークルを解説」をご覧下さい。

以下では、カロリーであったり注文方法など、チョコリスタと抹茶リスタについてさらに詳しく見ていきましょう。

なお他にもスタバのフラペチーノや、マクドナルドのマックカフェにあるフラッペなど、カフェチェーンから販売されている美味しいフローズンドリンクが多々ありますので、よかったらあわせてご覧下さい。

カロリー

気になるカロリーなどの栄養成分です。
2019年10月時点でタリーズから発表されている公式の数値です。

エネルギー(カロリー) たんぱく質 脂質
チョコリスタ(SHAKE)ショート 306kcal 7.4g 11.9g
チョコリスタ(SHAKE)トール 406kcal 10.1g 15.6g
抹茶リスタ(SHAKE)ショート 346kcal 6.4g 16.8g
抹茶リスタ(SHAKE)トール 491kcal 8.9g 24.6g
チョコリスタと抹茶リスタの栄養成分

販売時期について

上でも触れましたが、チョコリスタと抹茶リスタは夏季の限定販売です。
毎年決まった日に発売されるわけではないため、タリーズからの公式発表で知ることになるわけですが、ここ数年の傾向から販売開始はチョコリスタが5月下旬頃で抹茶リスタが7~8月頃が目安になります。

販売終了日については明確に発表されないため、チョコリスタ・抹茶リスタ共に夏が終わる頃である8月下旬くらいまでとお考え下さい。

発売は全国のタリーズで同日にされますが、終売については各店舗異なっており、おそらく材料の在庫が完売したタイミングで終了しているものと思われます。

タリーズコーヒー公式サイトでは販売開始とともに発表がありますので、シーズンが近づいてきましたら以下のリンクからご確認下さい。

まずはプレスリリースでアナウンスされ、ほぼ同時にシーズナルスペシャリティと季節の新商品に掲載されます。

参考として以下の表に過去のチョコリスタと抹茶リスタの発売日の履歴をまとめましたので、あくまで目安になりますがお使い下さい。

時期 チョコリスタ 抹茶リスタ
2015年 12月26日 販売なし
2016年 5月25日(水) 8月5日(金)
2017年 5月24日(水) 8月4日(金)
2018年 5月23日(水) 7月13日(金)
2019年 5月22日(水) 7月10日(水)

注文方法

メニュー表
メニュー表

他のカフェチェーンと同じく注文はカウンターで行いますので、お店に入ったらまずカウンターへ行くか、最初に席を確保してから行っても問題ありません。

あとはメニューにあるチョコリスタまたは抹茶リスタかと、サイズ、カスタマイズするならそれも伝えます。
写真は2019年8月時点のタリーズコーヒーのメニュー表(四ツ谷東口店)の参考です。

サイズについては2019年時点だとSサイズに該当する「ショート」、Mサイズに該当する「トール」が選べますが、変更になる可能性もあります。

上記の内容を踏まえて、例としては「抹茶リスタのショート下さい」とか「チョコリスタのトール、ホイップクリームをトッピングして下さい」という言い方になります。

注文が完了したらカウンターの奥にある商品受け取り場所に進みます。
店員さんが作ってくれていますのでその場で待ち、完成したら受け取りカウンターに置いてくれますので受け取ります。

フードなど時間がかかるものを注文したり店内の状況によっては席で待つ場合もありますので、注文後に店員さんが「奥のカウンターでお待ちください」とか「お席にお持ちします」などのように教えてくれますのでその通りにすればOKです。

メニュー表については公式サイトにも掲載されていますので以下のリンクでご確認下さい。
初めてお店に行く場合はなかなか決められないかもしれませんので予めある程度決めておくといいかもしれません。

カスタマイズ

クリームをトッピングした抹茶リスタ
クリームをトッピングした抹茶リスタ

チョコリスタや抹茶リスタに限らず、他のメニューでもクリームをトッピングしたりミルクを多くしたり等のような「カスタマイズ」が出来ます。
チョコリスタと抹茶リスタもカスタマイズが可能で、注文時に希望のドリンクを伝えた後に「クリームのトッピングをお願いします」というように店員さんに言えば対応してくれます。

カスタマイズできる素材については変更もあるので、最新の情報は店内のメニューであったり店員さんに聞いたり、公式サイトでも確認出来ます。

2019年時点だとタピオカ、ホイップクリーム、チョコソース、ソルティーキャラメルソース、はちみつ、アイス等など、合計10種から選べます。

公式サイトに掲載されているすべてがトッピング可能なわけではなく、ドリンクによっては組み合わせ不可なパターンもありますので詳しくは店員さんに相談してみるといいかと思います。

写真は2017年9月に五反田東店で注文したショートサイズの抹茶リスタでホイップクリームをトッピングしました。

光一スペシャル

光一スペシャル
光一スペシャル

光一スペシャルの「光一」はKinKi Kidsの堂本光一のことで、2017年7月27日に放送された「櫻井・有吉THE夜会」というTV番組で自らタリーズ コーヒー 青山一丁目店に訪れ、注文したのが「チョコリスタのトールサイズ」に「エスプレッソのショット」を加えてカスタマイズしたもの。

これがファンの間で「光一スペシャル」と呼ばれる事となりました。

ご本人曰く一人でカフェに行った事が無いとのことで、スワークルやらショートやグランデなど専門用語に苦戦しながら注文していました。
飲んだ感想は「めっちゃ美味いやん」とのこと。

詳細はこちら「光一スペシャルの解説」にまとめましたのでご覧下さい。

SHAKEの理由は?

タリーズ公式から発表されるプレスリリース内容を見ると「チョコリスタ®(Shake)」「抹茶リスタ(SHAKE)」のようにSHAKEという文字が書かれています。

理由としては2015年にチョコリスタが発売された当時はホットも存在していて、アイスはShakeでホットはHotと表記されていることから、これを引き継いでいるものと考えられます。

2016年以降はアイスしか取り扱っていないものの、今後もしホットが販売されるかもしれませんしShakeと記載されていればフローズンドリンクだとはっきり区別できますね。