「まけほー」は応援している野球チームが負けた際に使うネット用語で、ツイッターやFacebookなどのSNSやネット掲示板などの場所で、プロ野球ファンを中心によく使われています。
そのまま「まけほー」とだけ書き込んだり、一緒に今の気持ちを付け加えて書き込んだり、以下のような表現や使い方もあります。
- まけほー
- 今日は残念ながらまけほーだった
- 5-6でまけほー
- 惜しくもまけほーだけどいい試合見せてもらった
- まけほーーー!くやしー!!
- 現地よりまけほー
言葉だけを聞くと、「まけほー」の「まけ」は負けを意味しているとわかりますが、「ほー」についてはよくわかりませんよね。
これについての説明は、まず「ほー」の元ネタとなっている言葉を知っておく必要があります。
まけほーは応援している球団が負けた時に使うと上記しましたが、勝った時に使う言葉「勝利ツイート」も存在していて、それぞれの球団ごとに違う言葉が使われています。
例えば巨人なら「うさほー」、阪神なら「とらほー」、ヤクルトなら「すわほー」です。例外的に横浜だけ「\横浜優勝/」なのですが、基本的には「ほー」が最後に付いています。
これら勝利ツイートの反対語として「まけほー」が使われているわけです。
なお、「ほー」は「わんだほー」とか「やっほー」の略なのですが、負けてしまっているので決して嬉しい気持ちはない訳ですが、勝利ツイートからの由来で作られた用語のため、負けても「ほー」が使われています。
また、野球とは関係ない「ひるほー」「よるほー」という「ほー」もありますが、これはフクロウの鳴き声も模したツイートで、意味が異なります。
詳しくは以下の記事をご覧下さい。
上でご紹介してきたこれらの用語は、プロ野球ファンの間のみに広まっているだけで、野球に興味ない方はほとんどの場合、用語の意味がわからないかと思いますが、2017年中盤頃からは「\横浜優勝/」や「とらほー」「すわほー」などがツイッターのトレンドワードになるなど、野球とは関係ないユーザーも目にする機会が増え始めており、まだまだ一般的には知られていないものの、徐々に広まりつつある段階だといえます。