マジレスとは、本気や真面目といった意味の「マジ」と、(相手への)返信や反応を意味するレスポンスを略した「レス」を組み合わせて作られた造語で、「真面目な返信」とか「本気の返答」といった意味合いで使われる用語です。
はっきりした発祥時期や場所については不明ですが、遅くとも2003年頃には2ちゃんねる(現・5ch)で使われていますので、かなり以前から使われているネット用語の1つです。
主に掲示板であったりツイッターやSNSなどでの書き込みに対して使いますが、近年(2016年頃から)ではネット以外でも耳にするようになりました。
そもそも真面目に返信するのは当たり前ことであって、なんでこんな言葉が出来たのか不思議な感じがしますが、ネットの書き込みは初心者ではなかなか理解できないようなジョークであったり裏の意味を込めたり、笑いを取るための書き込みもあるわけです。
それに対して本気でレスすると、これまでの話の流れであったりその場の空気が変わってしまいますので、そういった書き込みに対し「マジレス」と名付けられたようです。
最近はあまりですが、以前よく見かけた有名なフレーズとしては、上記のような状況になった時に「マジレス乙」で、これはマジレスの書き込みをした人に対して、この場でそういったレスは求めてないという事を伝えるのと同時に、皮肉を込めて「マジレスお疲れ様」と返答しています。
他にもマジレスは以下のような表現や使い方があります。
- マジレスやめて
- ネタにマジレス恥ずかしい
- いや、今回は遠慮するわ(マジレス)
- マジレスしてくる奴ってなんなの
- さっきのツイートはマジレスじゃないです
- マジレスするとまだ調べてない
おおまかなマジレスの意味については上記を読んで把握していただけたと思いますが、さらに細かく使われるシーンやパターン別に解説しますので、よかったら引き続き下記をご覧下さい。
ネタにマジレス
笑いを取るためであったり、冗談に乗って回答してもらいたい意図があって書き込みを行ったのに、マジメにレスしてしまうユーザーに対し「ネタにマジレスしてるよ」「ネタにマジレス」のようにつっこまれる事があります。
その書き込みがネタか本気かがわからずにレスしてしまい起こってしまう事態です。
例えば、掲示板の2ちゃんねる(現・5ch)で使われている「ふいんき(←何故か変換できない)」というネタがあります。
これをツイッターなどでつぶやくと、『「ふんいき」で変換できますよ』といったリプが返ってきますが、これはネタを知らない方からの「マジレス」という事になります。
ネタの説明についてはこちら「なぜか変換できないの一覧と元ネタを解説」をご覧下さい。
書き込まれている場所(5ちゃんねるのどのスレかや、ツイッター、Facebookなのか等)や、前後の空気感を読んで判断する必要があるので、ネット初心者であったり不慣れであるとなかなか判断が難しいです。
後付けしてマジレスを指摘
上で説明した「ネタにマジレス」では最初の書き込みに対して「レスした人」が対象でしたが、ここの説明は最初に書き込んだ人が対象です。
ネタでなく本気で書き込みしたのに、実は簡単に解決できる事だったり、書き込む場所があまりにも場違いであったり、的外れな事だったりを、レスを見て気づかされた人が「それネタで書いただけだから」とか「何マジレスしてんの?」のように、後付けでネタだったんだと言い張るパターンです。
釣られてマジレス
自分の書き込みに多くの人がレスしてくれるのが嬉しかったり、相手の反応がみたかったり等の理由で、わざと反応が大きそうな書き込みを「釣り」と表現します。
このような釣りの書き込みに対して反応して書き込みを行うと「何釣られてんの?」「釣りだけど」のように言われてしまう事があります。
マジレスをあらかじめ宣言
ネットに慣れていても、ネタなのか釣りなのか本気なのか判断だ難しい書き込みがあります。
その場合は以下のように予め予告してからレスします。
- マジレスすると○○
- ○○だよね(マジレス)
- ネタでも本気でもマジレスするけど○○
- 釣りだろうけどマジレスしとく
- マジレス失礼します、○○
以上がマジレスの解説でした。
他にも様々なネット用語や各種SNSの用語もまとめていますので、宜しければ以下の記事も合わせてご覧下さい。