「陰キャ」(いんきゃ)とは、暗く目立たないタイプの人の事を指す言葉で、「陰気キャラ」または「陰気なキャラ」の略語です。
「暗いヤツ」「根暗」「ノリ悪い」という意味合いで使われる事が多く、あまりいい意味での言葉ではないですが、身内で面白がって使ったり、自虐ネタとしても使っている人も多いです。
語源は、暗く晴れ晴れしないという意味の「陰気」と、性格や性質の「キャラクター」の組み合わせで、「陰キャ」の表記が多いですが、時々「陰キャラ」も見かけます。
反対語としてよく使われるのが、明るく陽気なキャラクターという意味の「陽キャ」(ようきゃ)または「陽キャラ」で、ネット上では陰キャと陽キャを比較する話題がよく見られます。
陰キャの使い方や表現はこちらです。
- 陰キャにはハードルが高いミッションだ
- 本当は陰キャのくせに無理するから
- 私みたいな陰キャでも勇気出して話しかけてみた
- 陰キャと陽キャじゃ話が合わないでしょ
- なんか陰キャっぽい人達の
- 陰キャなので声かけられなかった
- 陰キャコンビで行ったから
いつ頃から使われだしたかや発祥について、はっきりとしたことは不明ですが、高校生や大学生の間でネット以外のリアルな会話から広まっていった印象が強いです。
ネット上では遅くとも2007年頃には書き込みが確認出来ます。
それ以後も知っている人だけ使っているような状態でしたが、2015年頃からはネットでもリアルでも頻繁に耳にしたり見かけるようになり、2019年現在ではツイッターなどのSNSの他、テレビや雑誌でも時々見かける程使われるような状態で、特に10~20代にはよく知られた言葉になっています。
なお、はっきりとした定義がないため陰キャであるかそうでないかは個人の判断にはなりますが、陰キャの特徴として多く挙げられるのは以下の行動です。
どれか1つだけ該当すれば陰キャというわけでなく、当てはまるものが多ければ周りにそう判断される可能性があります。
- 引っ込み思案で遠慮がちな行動
- 自己主張をしないため何を考えているか見えない
- あまりしゃべらずおとなしい
- ファッションや音楽など流行に疎い
- ノリが悪く会話が続かない
- 恥ずかしがりで目立たないようにしている
- 自信がなさそうな立ちふるまい
- マイナス思考
- 繊細で扱いづらい印象
SNSや2ちゃんねる(現・5ch)、まとめサイトなどでは陰キャを面白がったり卑下するような書き込みが見られ、自分を陰キャだとしてコンプレックスを持ってしまう方もいますが、決して陰キャが悪いわけでもなく恥じるべきでもなく、陽キャが優れているわけでも陰キャが劣っているわけでもありません。
他にもネット用語やツイッター用語をまとめていますので、あわせてご覧下さい。