「宇治金時」とは?名前の由来や宇治と金時について詳しく解説

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宇治金時

「宇治金時」は抹茶に水と砂糖を加えたシロップに、小倉餡をのせたかき氷です。

読み方は「うじきんとき」で、飲食店だけでなくカップアイスや棒アイスでも販売されている、定番中の定番とも言えるかき氷ですが、この「宇治金時」の名称であったり具材について、実はあまりよくわかっていなかったので、実際に色々なお店でかき氷を食べつつ調べてみました。

まずは宇治金時(うじきんとき)の名称についてですが、予想どおり「宇治」と「金時」の組み合わせです。

「宇治」は何かというと「抹茶」の事で、お茶を連想させるという事で宇治という言葉が使われています。

「金時」はというと、あんこになる「小豆」(あずき)の事を指す場合が多いのですが、稀ですが「金時豆」が使われている事もあります。

ちょっとややこしいですが、「金時」という名称なのに「金時豆」でなく「小豆」が使われています。
理由については下の項目で詳しく説明しますが、金時豆は餡の材料として使われており、これが転じて小豆の餡も金時という異称で呼ばれています。

宇治金時(だるまや餅菓子店)
宇治金時(だるまや餅菓子店)

こちらの写真が宇治金時。
宇治である抹茶シロップ、そして金時である小豆の餡が乗っています。
お店によっては金時が別皿であったり、氷の下にあったりと、様々なバリエーションがありますが、こちらはベーシックなスタイルの宇治金時です。

なお、宇治金時の発祥についてですが、はっきりとはわかっていませんが、遅くとも江戸時代には食べられいて、当時は砂糖と抹茶を振りかけ、その上にこし餡を乗せたものだったようです。

以下ではさらに詳しく「宇治」と「金時」のそれぞれについて解説しますのでご覧下さい。

「宇治」とは?

宇治(だるまや餅菓子店)

上にも簡単な説明がありますが、「宇治茶」でも知られるお茶の産地で有名な京都にある宇治市からとった名前です。
抹茶に水と砂糖を加えシロップにしたもので、氷の白に映えるきれいな緑色です。

上の写真はかき氷の「宇治」。
金時がないので、宇治のみがかかっていて、別添えで甘いシロップが付いていました。

実際に宇治産のお茶を使っている店もあるかとは思いますが、宇治金時の表記使用にあたり宇治茶を使用しないといけないルールなどはありませんので、別の産地のお茶が使われている事が多いようです。

抹茶と表記している事も

抹茶あずき(いし橋)
抹茶あずき(いし橋)

こちらの写真は「抹茶あずき」です。
「宇治」の表記を使わず、「抹茶」と表記しているお店も見かけます。

「金時」とは?

氷金時(加茂みたらし茶屋)
氷金時(加茂みたらし茶屋)

「金時」は「小豆」のことを指しています。
「金時豆」という、小豆とは異なる種類の豆が存在してるにもているのに、かき氷でいう金時がなぜ小豆を使っているのかというと、金時は餡の材料としても使われているため、それが転じて小豆の餡も金時と呼ぶようになりました。
これはかき氷に限った話というわけではなく、他でもこういった小豆なのに金時という表記は見かけます。

小豆は小さくて色が濃くササゲ属の豆で、金時豆は大きく色は薄めでインゲン属なので、全く種類が異なる豆です。

「金時」の名前は坂田金時から由来していると言われていて、金時の幼少期の名前は「金太郎」そうあの昔話に登場する金太郎で、いつも赤い顔をしてた事から赤いものを「金時」と呼ぶようになりました。
余談ですが、金時の息子とされる坂田金平は、きんぴらゴボウの名前の由来になっています。

上の写真は「氷金時」で、宇治はかかっていない金時のみのかき氷です(お団子とみかん付)。
そして下の写真は、共に宇治金時ではありますが左が「小豆」で、右が金時の名前どおり実際に「金時豆」を使ったかき氷です。

宇治金時(浅草 いづ美)
宇治金時(浅草 いづ美)
宇治金時(甘味処 華樓)
宇治金時(甘味処 華樓)

左はよく見る宇治金時ですね。
右は金時豆なので、普段見慣れたものよりかなり大きく感じます。
味はというと、もちろん好みに寄るところが大きいですが、個人的にはこれはこれでとても美味しく、全く違和感は感じませんでした。

小豆と金時豆の比較

小豆と金時の比較
小豆と金時の比較

最後に、実際「小豆」と「金時豆」はどんなものなのか、両方を並べてみました。

左はもちろん小豆なので、あんこです。
お餅に付けて食べたりおはぎなどにも使います。

右が金時豆。
食卓でよく見かけるあの豆です。

それぞれどんな用途で使われているのかをまとめました。

小豆 あんこ、おしるこ、おはぎ、ぜんざい
金時豆 煮豆、甘納豆
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