ラーメン、特に博多ラーメンのような豚骨で細麺のお店だと、麺の固さを「固め」「普通」「柔らかめ」などから選べるお店が多いですが、この他にも多数の種類が存在していますので、それらを茹で時間の目安も合わせてまとめました。

ただし地元博多でも一部の店舗しか使っていなかったり言葉も普及もしていないため、ここに書いてある内容で注文しても通じない場合が多いと思います。
なのでお店のメニュー表に書かれている茹で加減で注文するのがいいかと思います。

なお、ラーメン麺をグラムごとに栄養成分をまとめてみましたのでよろしければ合わせてご覧下さい。

※写真は博多ラーメンの有名店「博多一幸舎」(2016年9月撮影)の味玉ラーメンです。

名称 茹で時間(目安) 説明
なま、生、生麺 0~1秒 さっと湯に通す程度であり、粉っぽくほとんど生の小麦粉を食べるような感覚。
α(アルファ)化していない小麦粉のため、消化できずお腹を壊す可能性ありますので注意。
提供しているお店は非常に少ないです。
湯気通し 0~3秒 本当に湯気を当てるだけの場合や、数秒間湯にくぐらせるだけの場合もあります。
「なま」と同じくカチカチで粉っぽいです。
テレビや雑誌などでも紹介されたため、少しずつ知名度を上げています。
粉落とし、カキアゲ 3~7秒 10秒弱ほど茹でた、柔らくなった部分より芯がほとんどを占める状態。
「湯気通し」ほどマイナーではないですが、対応しているお店は少ないです。
ハリガネ 7~15秒 10数秒ほどの芯が多く残る状態の麺。まだ生の小麦粉の感覚が強い茹で具合です。
対応している店は多くはないですが、時々見かけるくらいの名称。
バリカタ 15~20秒 普通の「固い」よりももう一息湯で時間を短くしたもの。
対応している博多ラーメンのお店は結構あります。
この硬さが一番硬い設定になってる場合が多いです。
硬め、カタ、カタメン 20~45秒 少し芯の残る、歯ごたえのいい状態。
ほとんどの博多ラーメンのお店で対応しています。
普通 45~70秒 完全に茹で上がった食べやすい状態。
もちろんほとんどの博多ラーメンのお店で対応しています。
柔め、やわ、柔らかめ、 70~100秒 完全に茹で上がった状態からさらに茹で、少し柔らかくなった状態。
ほとんどの博多ラーメンのお店で対応しています。
バリ柔、ズンダレ 100~150秒 柔らかめの麺をさらに茹で、コシがなくふにゃっとした状態。
メニューには書かれていない場合が多いですが、頼めば対応してくれるお店もあります。

お店によって麺の太さが違いますので、ゆで時間も違ってきます。
呼び方の分類も店によって異なりますので、あくまで目安としてご覧ください。
極細の麺を使っている場合はこの半分くらいの茹で時間の場合もあります。

なお、日本全国のご当地ラーメンをまとめていますので、よろしければこちら「全都道府県のご当地ラーメン一覧」もご覧下さい。