「夏越ごはん」は6月30日に神社などで昔から行われている神事「夏越の祓」(なごしのはらえ)に合わせて食べる行事食です。
2015年、公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構によって提唱され、2017年にはツイッターなどのSNSやインスタグラム等でも話題となりました。
夏越ごはんの公式サイト(http://www.komenet.jp/nagoshigohan/)
「夏を越すご飯」というネーミング、とても美味しそうでさっぱりした料理の印象ですよね。
どんなものかというと、粟や豆などが入った雑穀ご飯に、旬の夏野菜を使ったかき揚げを乗せ、生姜の入ったおろしダレをかけて食べる料理です。
使う食材にはそれぞれ由来があります。
夏越の祓はこれまでの1年の半分の厄を祓い、残り半分の無病息災を祈ります。
その中で宮司と一般参拝者が藁で出来た丸いわっか「茅の輪」(ちのわ)を「8の字」を描くように輪を3回くぐる「茅の輪くぐり」の儀式があり、緑の野菜を使うのはこの茅の輪の色を、そして丸いかき揚げは茅の輪の形をイメージしたもの。
赤い野菜の色は邪気を祓うとされています。
雑穀ご飯に使われる豆は邪気を祓い、粟は「茅の輪」が広まるきっかけとなった、蘇民将来が武塔神(速須佐雄能神)を粟でもてなした出来事から。
タレには百邪(ひゃくじゃ)を防ぐしょうがを使います。
以下では夏越ごはんはどこで買えるのか、作り方(レシピ)を見ていきましょう。
夏越しごはんを食べられるお店
現在、夏越しごはんを食べられるお店(期間限定)は夏越ごはん公式サイトに掲載されて、都内の飲食店、そして大手スーパーの西友とマルエツも取り扱っています。
全国展開している定食チェーン店の「やよい軒」も2017年6月13日から30日まで提供しているので食べてきました。
メニューの名前は「夏越ごはんと豚しゃぶ定食」。
マルエツの夏越しごはんです。
お惣菜コーナーで販売されていました。
レシピ
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