「とりおつ」は「とりあえずお疲れ様」の略で、その場では一旦終了したり休止するものの、すぐに再開が見込まれている場面で使う用語です。
かしこまった表現ではなく砕けた表現なので、「とりあえずおつかれー」とか「とりま、おつかれ」といった意味合いになります。
ニコニコ生放送(ニコ生)、ツイキャスなどのユーザーが生放送を行えるサイトでよく使われており、放送時間の限度が来たためにすぐ新たに放送を開始する時であったり、やむを得ない理由などで放送を中断して30分後に再開する事になった場合などに、放送終了前のタイミングでリスナー(視聴者)が放送主(配信者)に対して「とりおつ」のようにコメントをします。
以前よく見かけたパターンとしてはニコ生だと無料会員が生放送を行う場合、1回の放送時間は30分に限られており(2022年3月時点)、終了後すぐに放送再開するユーザーに対してよく「とりおつ」のコメントが打たれていました。
他にも以下のような「とりおつ」の表現や使い方があります。
- とりおつ!
- 次枠までとりおつ
- とりおつです
- 了解!とりおつー
- とりおつまたねー
- わかったとりおつ
- とりおつありがとう
- 待ってるねーとりおつ
ニコ生ではかなり古くから使われている用語で、他の生放送サイトにも広まり、こういったサイトを利用しているユーザーの間、特に古参にはある程度限られた用語になっています。
ただ、限られた場面でしか使う機会がないため、頻繁に見かけることもなく、一般的な知名度はほぼありません。
なお、とりおつに似ている用語として「わこつ」があり、どちらも放送の終了間際にコメントされます。
放送1回を「枠」といい、「枠取りお疲れ様」を略して「わこつ」となりました。
詳しくは「わこつとは?」「ライブ配信の枠とは?」をご覧下さい。