名前の最後に三角形の記号「△」を付けるとどんな意味があるのでしょうか?
『名前△』のような書き込みを、ネットの掲示板や動画サイトのコメント欄、特にスポーツ関連での話題のときなどで多く見かけます。
これは、記号の三角形を「さんかっけー」と読み、「かっけー」はカッコイイの意味を持ちます。
なので例えばイチロー△なら「イチローさんかっけー」つまり、「イチローさんカッコイイ!」という意味になります。
三角形記号の前に書かれている名前の方を「カッコイイ」と賞賛する用語というわけです。
以下のように変化したと思われます。
- ○○さん格好いい
- ○○さんかっこいい
- ○○さんかっけー
- ○○三角形
- ○○△
もともと2008年頃からネット掲示板の2ちゃんねるで使われだしたようで、ネット用語に詳しい一部のユーザだけが使っていただけでしたが、よく知られるようになったきっかけが2010年のサッカーFIFAワールドカップ。
本田圭佑選手のプレーや発言に対してネットでは「本田△」という書き込みが急増する状態になり、その結果「本田△」はこの年の日本新語・流行語大賞ではノミネート、ネット流行語大賞では4位になりました。
なお、塗りつぶした黒三角「▲」も稀に見かけますが、主に使われるのは白三角「△」です。
黒い方の三角なんですが実はさらに別の意味があり、「黒い三角形」つまり「黒井さんかっけー」という事で、黒井さんという苗字の方を指す場合は「▲」の一文字だけで表現されます。
他にも四角形「□」を「しかっけー」これを「氏かっけー」として「本田氏かっけー」とする場合や、括弧内に割り算のマークを入れて「(÷)」これを「かっこわる」として「本田カッコワル」という用語もありますが、今のところ三角形が圧倒的に知名度があり「□」は稀に見る程度、「(÷)」はめったに見かけません。
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