「ドラスティック」は英語の「drastic」(ドラスティック)が語源となっていて「過激な」「徹底的な」「極端な」「劇的な」といった意味がある用語です。
「ドラスチック」という表記も時々見かけますが同じ意味です。
普段の会話で耳にする機会は少ないですが、ビジネスや政治の世界で使われる事が多く、『ドラスティックな組織変革』とか『ドラスティックな改革』というようなフレーズで見聞きします。
ネガティブな意味で使われる事は少なく、中立か、またはこれからの変化に期待するするようなポジティブ(いい意味・前向き)な表現として使われる事がほとんどです。
表現や使い方は以下の通りです。
- 流行り廃りがドラスティックに変化する時代
- ドラスティックな改革に期待しています
- これほどドラスティックに変わると追いついていけない
- きっとドラスティックな変革を起こしてくれるはず
- ドラスティックな変化に対応する必要がある
- 環境にあわせてドラスティックに変えていく
- ドラスティックに新しいツールを使いこなしていかないと
個人的に知る限り2000年頃からはすでに耳にしているので、比較的古くから使われている言葉ですが、以前はほんの一部の人が使っていただけであり、経営者や政治家の発言でもめったに耳にすることはありませんでした。
はっきりはしませんが、2010年頃からテレビや雑誌などでも見聞きする機会が増え始め、2022年現在では頻繁ではないものの、ビジネス雑誌やテレビ報道でも時々耳にするようになりました。
ただ、ビジネスマンなどを中心に言葉の意味が認知されているものの、まだ一般的に広まったとは言い難い状態です。