「鹵獲」は戦場で敵の兵器や装備品、補給物資などを入手する事で、読み方は「ろかく」。
「接収」(せっしゅう)と言い換える事も出来ます。

撤収した際に残された武器であったり、逃亡した兵士の戦車、息のない兵士から弾薬を回収するなど、鹵獲方法は様々。

鹵獲したものは自軍の兵器としてそのまま転用したり、調査や研究開発、改造して使用、プロパガンダに使用、等などの使い道があります。

似た用語として「捕獲」が挙げられますが、捕獲は生物や物をとらえたり取り押さえたりという意味なのに対し、鹵獲は戦時に武器、軍艦や戦車などの兵器を捕獲したときに使われる軍事用語です。
捕獲には戦時に敵国や他の国の軍艦を捕らえるという意味もありますが、没収の意味合いが強く、鹵獲のように自軍で使うという内容とは異なります。

英語ではぴったりと当てはまる単語はありませんが(軍事用語として捕獲の意味)、意味合いとして同じなのは「capture」(キャプチャー)、「seizure」(シージャー)等が該当します。

以下のような鹵獲の表現や使い方があります。

  • 鹵獲されないよう破壊する
  • 敵の艦隊を鹵獲した
  • 鹵獲したのはクラスハ4
  • 貴重な兵器が鹵獲された
  • 鹵獲品
  • T-80を鹵獲して使用
  • 鹵獲できたのは良かった
  • 無傷で鹵獲できた

2022年のロシアのウクライナ侵攻では、攻め込んできたロシア軍の戦車や輸送車などがウクライナ側に鹵獲されましたが、市民がロシア軍の戦車や装備品を手に入れたとしても申告や税金を払う必要はないと、国家汚職防止庁が発表し話題になりました。
ウクライナ戦争の詳細についてはこちら「ウクライナへのロシア侵攻の流れと用語解説」をご覧下さい。

なおフィクションではありますが、ロボットアニメ「ガンダム」ではジオン軍の「MG 1/100 MS-06F-2 ザクII F2型」が鹵獲され、ボディカラーが異なる連邦軍仕様に改造されたモデルが存在します。