「F2転換」はマーケティングなどビジネスの世界で使われる用語で、2回目の購入に至った事を意味する言葉です。
読み方は「えふつーてんかん」が多いですが、「えふにてんかん」とも。

初回から2回目に割合を「F2転換率」といい、以下の計算方法で導き出すことができます。
F2転換率 = 2回目の購入者数 ÷ 初回購入者数 × 100

語源となっているのは、回数とか頻度の意味がある英語のfrequency(フリークエンシー)で、頭文字のFを取ってF2とし、1回目のF1から2回目へと転換したのでF2転換となっています。
まだ購入していない0回はF0で、3回目はF3、4回目はF4と続き、F2と同様F3転換やF4転換ともいいます。

F2転換の言葉の使い方や表現は以下の通りです。

  • F2転換率は業種によって異なる
  • 新規購入とF2転換率を共に倍増させたい
  • F2転換率を向上させるために何をする?
  • 何にしてもF2転換させないと始まらない
  • F2転換率を上げたい
  • どうやってF2転換させるか
  • もうF2転換率が頭打ちになってる

実店舗でも使われますが、特にネット通販などECの分野で耳にする機会が多く重要な指標として扱われていて、運営側としては、メルマガやDMを送ったりなどの施策を日々行いF2転換率を上げようと試行錯誤が行われています。

なぜこのF2転換が重要視されるかというと、そもそも1回目の購入で満足・納得しなければ2回目の購入に至らないので、それだけの価値を提供できたかの指標とも言えますし、一般的に2回目以降のリピート率は高いと言われているため、その後が期待できる等が主な理由です。

他にも、新規顧客を獲得するには既存顧客の5倍のコスト(広告費など)がかかると言われているため、初回購入だけでは大赤字となるためリピート購入に繋げたい事。
初回購入は割引やプレゼント等のキャンペーンを行ったから購入した顧客が、それ無しでも購入に至ったので満足度が高かったと考えらえるためなどが挙げられます。