「しまばら水屋敷」は長崎県島原市にある、「かんざらし」や抹茶・コーヒーなどが飲食できる古民家のカフェです。
2階には約1000体という大勢の可愛らしい招き猫達がいる「招き猫屋敷」もあります。
かんざらしは島原周辺で昔から食べられている、甘い蜜の中に小さいサイズの白玉粉が入った、見た目に涼しげでシンプルで素朴な美味しさが特徴の甘味です。
島原は水の都と呼ばれるほど湧水があちこちに見られ、この湧水を使ってかんざらしが作られます。
他にも美味しいかんざらしのお店を訪問したのでよかったら合わせてご覧ください。
しまばら水屋敷の湧水は1日に4000トン(1秒に50リットル)の量の水が湧いており、昭和中期頃までは町内の各家へ繋がれ生活用水に使われいたとのこと。
店舗になっている古民家は明治5年(1872年)に地元島原の豪商「中山家」の自宅として建てられた、木造2階建ての屋敷。
昭和7年(1932年)には松尾家(升金商事)の所有に、昭和55年(1980年)には石川家(とみや呉服店)の所有となり、平成3年(1991年)には空き家状態となり荒れた状態になってしまったようです。
その後、平成7年(1995年)に店主・石川さんが「しまばら水屋敷」として修復維持を行い現在に至ります。
お店の場所は、サンシャイン中央街という商店街の一角で、島原駅から徒歩7分ほど。
入り口は商店街に面していますが、一歩お店に踏み入れると、そこには澄んだ湧水が広がる風情ある古民家が目の前に。
先程までの商店街の風景からのギャップはとてもインパクトがありました。
それでは実際にどんなお店なのか、写真とともに見ていきましょう。
訪問・撮影は2017年11月です。
サンシャイン中央街
島原駅から徒歩圏内ですが、今回は車で訪問しました。
近くのコインパーキングに駐車し、サンシャイン中央街(万町商店街)という商店街へ向かいます。
途中にあるサンプラザ万町の湧水の水路には赤い鯉がおり、猫ちゃんが泳いでる姿を見つめていました。
店舗外観・内観
招き猫を販売するお店の横に、商店街とは明らかに違う雰囲気のエントランスが見えます。
このエントランスを一歩踏み入れると別世界に。
先程の雰囲気から一変、日の当たる屋外になっていて、透明度の高い湧水の池と庭園、古民家が目の前に現れます。
メニュー
かんざらし抹茶セット
甘さはかなり控えめで、癖や匂いなど一切ない水の美味しさも感じられます。
ほんのりニッキの香りのする蜜でした。
しまばら招き猫屋敷
店舗情報
- 速魚川
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所在地 〒855-0804 長崎県島原市万町513 電話番号 0957-62-8555 詳細・通販 - アクセス