「ビスマン」は大分県中津市にある「殿畑双葉堂」(とのはたふたばどう)が1954年から製造・販売するお菓子で、ビスケット生地に黄身餡を入れて焼いた饅頭です。
名称の由来は「ビスケット饅頭」の略から。
派生商品として、プチビスマン、チョコ味、抹茶味、梅味などのバリエーションがあります。
シンプルな素材で作られており、際立ったものはありませんが、昔ながらの素朴で自然な味わい。
「ビスケットの生地」とされていますが、ザクザクした食感ではなく、しっとりしていて(焼き立てはザクっとしていると思われます)、中は甘さ控えめな餡。
餡は水分少なめなので、相性のいい緑茶と一緒に食べるのがおすすめ。牛乳にもあいます。
同種のお菓子でよく見られるような、賞味期限を強引に引き伸ばす添加物は一切入っていない点も好印象です。
販売場所は殿畑双葉堂のショップの他、大分県のスーパーや、県内駅構内の売店やお土産さんで売っていました。
それでは写真でビスマンがどんなお菓子なのかを見ていきます。
購入したのは大分空港内にあるお土産屋さん「空の駅 旅人」で、税込1144円でした。
以下では歴史や賞味期限についてなど、さらに詳しいビスマンの説明です。
ビスマンの歴史
- 説明
- 九州の名菓「ビスマン」は、ビスケット生地に日本古来の黄身餡を包んでこんがり焼き上げた、ビスケットのような饅頭です。風味の良さ、しっとりした口あたり、上品な甘さで親しまれ、全国菓子博覧会において総裁賞など多くの賞をいただいております。
のれん四代「喜ばれ、愛される菓子舗」として一世紀を菓子道に専念してきた殿畑双葉堂の逸品です。ご家族団らんに、ご来客のおもてなしに、ごゆっくりご賞味ください。 - 沿革
- 1889年(明治22年)、初代 作一(補足:殿畑作一)・おやす(作一さんの嫁かと思われます)は中津市小祝にて「金花糖」を製造し、菓子屋を創業しました。
次男龍雄は二代目を受け継ぎ麹づくりの甘酒饅頭を製造販売し当時人気を博しました。
この二代目 龍雄はまだ少年時代小祝港で働いていた双葉山を深く愛し、饅頭やボーロを食べさせては可愛がっていました。後双葉山が相撲界入りしてからは、後援会の世話役を勤め上げ、その応援ぶりは特別な力の入れようでございました。屋号の「双葉山」はそのような訳で双葉山より頂いたものです。三代目 忠は、洋風なハイカラ好みで文学をこよなく愛し、斬新なるアイデアマンでした。伝統の味に新しい時代の感覚を加味した菓子づくりに研究を重ねまして…1955年(昭和30年)に「ビスマン」が誕生しました。当時はバター生地の乳菓がまだ珍しく、ビスケット生地に黄身あん入りの焼き菓子は大ヒット商品へと成長し現在に至りました。
原材料・賞味期限について
原材料名 | 白いんげん豆、小麦粉、砂糖、卵、バター、トレハロース、アーモンドプードル、蜂蜜、カップリングシュガー、膨張剤、香料 |
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賞味期限についてですが、購入したのは2018年7月29日で記載は同年9月1日になっていますので、一例として1ヶ月くらいが目安になるかと思います。