「速魚川」は長崎県の南東部に位置する島原市にあるカフェ・軽食・甘味処です。
速魚川の読み方は「はやめがわ」。
明治10年(1877年)創業の金物店「猪原金物店」(いのはらかなものてん)に併設されているお店で、ここの建物は江戸時代の万延2年(1861年)に建てられたという風情のある日本家屋。
平成15年(2003年)7月には「猪原金物店主屋」として国の登録有形文化財に、平成16年(2004年)4月30日には「猪原金物店」として長崎県の「まちづくり景観資産」に指定されています。
島原の湧き水を使った郷土料理・当地グルメである「かんざらし」や、「食べるミルクセーキ」とも言われる長崎のミルクセーキなど甘味の他、本格コーヒー、カレーや素麺などが食べられます。
近くには同じく登録有形文化財でレトロな青い建物が目を引く「青い理髪舘 工房モモ」もあります。
場所は島原駅から徒歩3分、島原城からも徒歩5分の立地。
それでは実際にどんなお店なのか、メニューや料理を写真とともに見ていきましょう。
訪問したのは2017年11月です。
外観・内観
写真から見て建物右側の道沿いの部分が猪原金物店となっており、速魚川は駐車場側にある入り口から入る事ができます。
入り口付近には湧き水があり、ニホンイシガメもいました。
店内は和の雰囲気のとても落ち着く空間で、中庭にある日本庭園がありました。
写真はテーブル席でしたが、畳の座席もあります。
メニュー
料理
かんざらし
島原の伝統的な甘味「かんざらし」です。
甘さは控えめでニッキの香りは強めの蜜でした。
見た目にも爽やかで夏にはぴったりです。
ぜんざい
小豆のつぶつぶもたっぷり入った、甘さもちょうどいいぜんざいでした。
まだ寒い時期だったので温まります。
お口直しのたくあん付き。
抹茶セーキ
長崎のミルクセーキは「食べるミルクセーキ」とも呼ばれていて、卵・砂糖・練乳にシャーベット状の氷を入れて、スプーンで食べる形式で知られています。
こちらは抹茶のミルクセーキ。
やや甘めですが抹茶の味もしっかりしていて、上には季節のフルーツなどが乗り、この時は栗でした。
店舗情報
とても落ち着く雰囲気でゆったりと落ち着く事ができました。
島原城からもほど近いので、観光した後にお腹を満たすのに立ち寄るのもいいかもしれません。
- 速魚川
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所在地 〒855-0045 長崎県島原市上の町912 電話番号 0957-62-3117 詳細・通販 - アクセス