「銀水」は長崎県島原市にある「かんざらし」が有名なお店です。読み方は「ぎんすい」。
かんざらしは島原周辺で昔から食べられている、甘い液状の蜜の中に小さいサイズの白玉粉を入れた、素朴でシンプルな味と涼し気な見た目が特徴の甘味です。

島原は「水の都」と呼ばれるほど湧水が出る場所が多く、市内の湧水を使ってかんざらしを提供するお店が多数存在しています。
他にも美味しいかんざらしのお店に行ったのでよかったら合わせてご覧ください。

銀水の発祥は大正4年(1915年)、入江ギンさんが開いたお店で、二代目には孫の中村ハツヨシさんが継ぎ、平成9年(1997年)頃に閉店となります。

人気店であったため復活を望む声が多く、約20年の時を経て平成28年(2016年)8月6日に復活、味は当時を知る人達の意見を聞きながら再現しています。

「銀水復活プロジェクト」として、平成28年12月に島原市長・古川隆三郎さんの名義で以下の説明が掲示されていました。

「銀水」とは?
「浜の川湧水」共同洗い場に隣接する観光スポットで、島原名物「かんざらし」の店、甘味処「銀水」として広く親しまれていました。
天守の田中ハツヨシばあちゃんの器量よしで気さくな人柄が著名人も多数通うほどの人気の名店となりました。地元密着型のお店であり、天守は地元への協力を惜しまず、住民は近くまで来た観光客を案内したり、かんざらしの材料の搬入や繁忙期の手伝いをするなど、地元に愛されるお店でした。
平成9年に店主が亡くなり、後継者もいないため店は閉められ、以来、建物の老朽化が顕著となり、復活をのぞむ声が日増しに大きくなっていました。
「銀水」の設置目的
「昔懐かしい」をコンセプトに、昔ながらの情景演出の中で、地域外からの人材を受け入れ、新たな視点や発想を基に、地域の元気づくりや活性化に取り組むため、島原名物「かんざらし」の名店の建物を復活いたしました。
「浜の川湧水」という地域のコミュニティーに銀水をプラスすることで、観光客と地元住民との交流の場として、また、「湧水」による「島原らしさ」を演出できる新たな魅力的な観光スポットとして活用し、地域活性化の発信拠点とすることを設置の目的としています。
運営方針
地元住民との協働による「島原かんざらし」を基本に、物産紹介・直売や湧水スポット観光紹介・案内など発信拠点としての運営を行います。
地域おこし協力隊のご夫婦による、新たな視点や発想を基に「名店銀水」の味復活や新たな商品開発による魅力アップを行い、島原に来たら必ず立ち寄りたい場所になることを目指して運営していきます。
銀水の「かんざらし」の特徴
昔の銀水をご存知の方より指南いただきました「舌でとろけるようなかんざらしに後味すっきりの甘い蜜」をできるだけ再現いたしました。
白玉が柔らかく感じられる方もいらっしゃると存じますが、これも銀水のかんざらしの特徴です。

それでは銀水が実際にどういうお店なのか、写真とともに見ていきましょう。
訪問したのは2017年11月です。

駐車場と周辺

銀水第一駐車場
銀水第一駐車場
銀水への道順
銀水への道順

今回は車で訪問しましたが、電車だと最寄り駅は「島原船津駅」で徒歩6分ほど。
駐車場は2箇所(訪問した2017年時点)ありますので以下のリンクからご確認ください。

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店舗外観・内観

湧水と銀水店舗
湧水と銀水店舗
浜の川湧水
浜の川湧水
銀水
銀水
浜の川湧水の案内板
浜の川湧水の案内板
銀水の石碑
銀水の石碑
座席
座席

かんざらしは歴史的に湧水で作られており、銀水の前には「浜の川湧水」があります。
店舗の風情ある古民家は平成30年(2018年)2月9日に長崎県の「まちづくり景観資産」に登録されています。

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メニュー

メニュー表(かんざらし)
メニュー表(かんざらし)
メニュー表(アイスクリーム)
メニュー表(アイスクリーム)
メニュー表(夫婦クリームぜんざい)
メニュー表(夫婦クリームぜんざい)
メニュー表(ぜんざい)
メニュー表(ぜんざい)
銀水の歴史
銀水の歴史
かんざらしの説明
かんざらしの説明
湧水の温度について
湧水の温度について

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かんざらし

かんざらし
かんざらし
かんざらしの蜜
かんざらしの蜜
かんざらしの白玉
かんざらしの白玉

ニッキの香りがする甘い蜜でした。
他は甘さ控えめのお店が多かったですが、銀水は比較するとかなり甘いです。

説明を見ると、甘めに作られておりお冷の氷で調整するのがおすすめとのこと。

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店舗情報

速魚川
所在地 〒855-0811 長崎県島原市白土桃山2丁目1093
電話番号 0957-63-4610
詳細・通販
アクセス

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