「ホワイトペーパー」は企業が自社のサービス内容であったり商品や強みなどを、顧客となりそうな他社(見込み顧客)へ伝えるための資料や文章を意味する用語です。

一言で簡単にいうと「見込み顧客に向けて自社サービスを売り込むための資料」で、自社サービスだけでなく業界の情報であったり問題解決のノウハウの一部や、他社との比較など、見込み顧客が興味を引く様々な種類のホワイトペーパーがあります。

ビジネスやマーケティング、特にBtoB(企業と個人でなく、企業と企業との取引)の分野で使われており、申込書などが同封される資料請求であったり、具体的な質問をするお問い合わせよりも、サービスの内容を知るためであるためそれらよりもハードルは低く、同時に提供されている場合はホワイトペーパーを求める件数の方が多くなる傾向にあります。

訪問営業用に使う資料というよりは、ウェブサイト上でダウンロードできるPDFやパワーポイントやエクセルなどのファイル(資料)を指しており、IT企業などのウェブサイトを見てみると中小企業や大手企業の多くが自社サービス案内の資料「ホワイトペーパー」が用意されているのを目にすることが出来ます。

ホワイトペーパーの語源は英語のホワイトペーパー(White Paper)で、日本語では「白書」として知られている言葉です。
イギリスで議会に提出されれる報告書の表紙の色が白い事からWhite Paperと呼ばれるようになり、その後政府が作った報告書の事も指すようになり、さらに現代では政府以外の報告書もそう呼ぶようになりました。

ここで説明しているホワイトペーパーも、本来のホワイトペーパー・白書でなく、広義の意味で使われているホワイトペーパーから由来しています。