携帯電話でいう「フューチャーフォン」とは、「フィーチャーフォン」の間違いとして使われてしまっている言葉です。
正しくは「フュ」ではなく「フィ」の方のフィーチャーフォンです。

  • フューチャーフォン
  • フィーチャーフォン

フィーチャーフォン(Feature phone)は、スマートフォンが普及する以前によく使われていた、通話と一部のウェブサイトを閲覧できる機能を持った携帯電話の事で別名で「ガラパゴスケータイ」略して「ガラケー」と言う場合もあります。

写真のような折りたたみ式の型がよく普及していますが、他にもスマートフォンに比べてより細長いストレート型やスライド式なども存在しています。

フィーチャーとフューチャーの違い
フィーチャー(feature)
featureは英語で「特徴、特色」という意味があり、フィーチャーフォン以前の携帯電話は通話しか出来なかったため、それにプラスしたウェブをブラウジングできるという「特徴」のある携帯電話だった事からこの名称になったようです。

詳しくは「フィーチャーフォンの解説」(作成中)をご覧ください。

フューチャー(future)
一方、間違って使われているフューチャーフォン(Future phone)。
こちらの「Future」は英語で未来や将来を意味しますが、そういった用語はなく、それでも英語で「未来の電話」と言いたい場合は「Futuristic Phone」(フューチャリスティックフォン)が正しい表記です。

フューチャーは比較的古くから日本で使われている英語の1つですが、フィーチャーの方はアメリカの音楽シーンにおいて曲名の後にFeat.やfeaturingなどを付けてコラボしたアーティストの名前を記載する形式が90年代からよく使われるようになり、それから日本でも一般的に使われだした用語のため、耳になじみがなく若干発音しづらい事も重なってか「フューチャーフォン」の言い方が普及してしまったのではないかと考えられます。
あと間違って言ってるのを聞いてもなかなか訂正しづらいからって理由もあるのかもしれませんね。