「人柱」とは?読み方と意味を解説

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「人柱」とは、リスクがある最新の製品(主に電化製品)を自ら早期に購入してどのようなものかを試す人たちを指します。

近年の電化製品、特にスマートフォン等の分野では最新製品はリリースサイクルも早く新しい技術を採用するため不具合が多かったり、完成度が低いなどの報告がされる事があります。
また、革新的な製品がリリースされる場合は"低評価で終わる製品"になる可能性がある上に高価になりやすく、評判や使った人の感想がない状態で購入する事は「リスク」となります。

しかし誰かが買わないとそれらユーザーからの有益な情報は延々と現れない状態になるわけで、ある意味その「犠牲」になっていち早く購入し、それらの情報を提供してくれる人達の事を「人柱」と表現しているわけです。

読み方は「ひとばしら」ですが、過去(2003年)に2ちゃんねるで「WindowsMedia9のじんちゅうになって下さい!」という誤読している人が立てたと思われるスレタイトルが受け、それ以来故意に「じゅんちゅう」と読んでいる人たちも見かけます。

製品などのハードウェアに限らず、ソフトウェアも「人柱」の対象になります。
例えばiPhoneで採用されている「iOS」では定期的にメジャーアップデートが実施されており、初期バージョンではシステムの複雑化からか不具合が報告される事が近年多くあり、そのようなリスクがあるにも関わらずアップデートが可能になってからすぐに行うなどの行為は「人柱」とされます。
iOS以外ではWindowsの最新バージョンや、スマートフォンのアプリ最新バージョンなどにも当てはまります。

人柱に該当する人達の層は、購入者を5つの層に分類したイノベーター理論にすり替えて考えた場合「イノベーター」に当たると考えられます。
イノベーターの次は「アーリーアダプター」で、こちらはよく使われる有名な用語になっています。
以降の層は「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」と続きます。
詳しくはこちら「イノベーター理論」(作成中)をご覧ください。

元々この「人柱」の本来の意味は、「お城」「港湾」「大きな橋」「堤防」など特に規模の大きい建築物などが無事に完成するよう、神への祈祷として生きた人間を建築の一部に使ったり、土の中であったり水底に埋めるなどする事、またはその犠牲になった人を指します。
はるか大昔の話であって現代にはまったく存在しないと思いきや、1968年(昭和43年)に起きた北海道の十勝沖地震で被害のあった「常紋トンネル」(大正時代1914年完成)の修復工事では立った状態での人骨が壁の中から複数発見されるなど、以前から噂になっていた「人柱伝説」が実際に証明された事例が他にも全国で数件存在します。

このような「生贄」「犠牲」を連想するような意味から由来して、上記のようなリスクを伴う購入といった意味で現在使われるようになりました。
2ちゃんねるなどのコアなユーザからは比較的古くから使われているネットスラングの1つですが、3年ほど前からツイッターやFacebookなどでもよく目にするようになりました。
iPhoneなどスマートフォンをはじめとするモバイル端末のリリースが著しく増えた影響もあってか、ネットの書き込みでしか通じない「人柱」でしたが、最近ではネット以外のリアルでも意味は通じるようになりつつあるように感じます。

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