「フッ軽」は「フットワークが軽い」の略で、遊びや飲食の誘いがあるとすぐに行ける人であったり、遠方で開催されるイベントなどへも駆けつけるなど、行動力がある人を指す用語です。
読み方は「ふっかる」で、反対語はフットワークが重く誘いがあってもあまり出かける事がない「フッ重」(ふっおも)。
平仮名の「ふっ軽」表記もよく見かけますが、フッ軽の方が多いです。
基本的には「反応が良い」「付き合いが良い」「誘いの反応がいい」「よく来てくれる」といういいポジティブな意味で使われる事が多いですが、稀に連絡するとすぐに来る暇な人という皮肉として使われる場合もあります。
そのため、使われる事が多いものの、文脈や話の流れによっては悪い方にとられてしまう可能性も。
以下のようなフッ軽の使い方や表現があります。
- フッ軽うらやましい
- ノリよくてフッ軽
- フッ軽さがはんばない
- 趣味のためならフッ軽だから
- フッ軽で公園に行ってきた
- 自分ではフッ軽とは思ってない
- フッ軽すぎる先輩
- いつも来てくれる、フッ軽過ぎて好き
- 俺フッ軽だから大丈夫
- 近くに来てたの?フッ軽だからすぐ行ったのに
「フットワーク」は足の運び・機動力や行動力の事なので、「フットワークが軽い」は足運びが軽い、つまりよく行動出来るということを表した言葉。
フットワークが軽いという表現は、ネット用語というわけではなく、ずっと以前、インターネットが広まる前から使われている言葉です。
フッ軽と略されて呼ばれるようになった時期は不明ですが、個人的には2015年頃からネットやネット以外のリアルでも耳にするようになった印象で、少しずつネットでも使われる用になりました。
2016年のギャル流行語大賞では9位にランクインしています。
2022年時点だとネット用語をよく使う若者だけでなく、10~40代の幅広い年代でも使われていますが、ネットをあまり使わない層への知名度はまだあまり高くない状態です。