「いかがでしたかブログ」は、書いてある記事の内容が薄い量産型のサイトやブログを指す用語で、記事の最後に「いかがでしたか?」と、問いかけるような文章で〆るパターンが多い事に由来しています。
記事の冒頭には「〇〇について調べてみました」とか「気になったので調べてみました」という始まり方で、最後に「いかがでしたか?」というセットのパターンも多いため「調べてみましたブログ」とも呼ばれています。
調べごとをする際に検索結果画面から「良さそう」と判断してたどり着いても、こういったサイトでは探していた答えを導き出せることが少なく、さらに下記のようなお決まりのパターンであるため、ユーザーがっかりさせるだけでなくイラッとさせる事が多く、批判の声が多く聞かれます。
- 前置きが長く、なかなか本題に入らない
- 記事のタイトルが大げさ、内容とマッチしていない
- 文章と何の関係があるのかわからない外国人のフリー写真または無料の素材サイト「いらすとや」のイラストが使われている
- 本題に使われている画像は他サイトからの引用や盗用
- 実際には行ったり食べたりしていないのに実体験のように語る
- 「調べてみました」「ザックリ言うと」「いかがでしたか」などのフレーズが使われる
2016年に虚偽の内容が多数掲載されている事が問題となった、DeNA運営の医療情報キュレーションサイト「WELQ」(ウェルク)が社会問題となり、こうしたサイトへの批判がより強まった2016~2017年頃にかけて「いかがでしたかブログ」という呼称が広まりました。
上記含め他にもこのような別名があります。
- いかがでしたか系
- いかがでしたかブログ
- いかがだったでしょうか系
- いかがだったでしょうかブログ
- いかがでしたでしょうか系
- いかがでしたでしょうかブログ
- 調べてみました系
- 調べてみましたブログ
こういったブログは、企業がランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシング等を使い、とてつもなく安い報酬でライターに記事を書かせており、多くの場合は文字数に応じて報酬が支払われます。
ライターとしては報酬が安く文字数が多くないといけないため、無駄な文章が多かったり、実際に経験したり購入もしてないのにそれ風に書いたり、他サイトからの画像や文章を引用するだけのキュレーションとなってしまうわけです。
では、なぜいかがでしたかブログを作るかというと、サイトに訪問したユーザーがリンク先で申し込みした際に発生するアフィリエイト報酬であったりクリック報酬型広告で収益を上げたり、自社で運営しているグループサイトへ誘導するなどが挙げられます。
グーグルとしても検索した際にこの手のサイトが上位表示されないよう対策を進めてはいますが、SEO(検索エンジン最適化)を悪用する手法は次々と生まれているため、いたちごっこの状態。
ネット上では批判の声が多いものの、検索上位に未だ「いかがでしたがブログ」が多数表示されているのが現状です。
以下ではウェブ検索した際に「いかがでしたかブログ」を除外して検索結果に表示しない方法をご紹介します。
検索から除外する方法
グーグルで検索する際「検索したいワード -〇〇」というような形式で、検索したいワードの後にスペースを入れて、マイナス記号と除外したいワードを付け加えると、マイナス以降のワードを含むページを除外検索結果から除外する事が出来ます。
これを「マイナス検索」といい、グーグルの他ヤフーでも使えます。
例えば、ネット用語の「草」を調べる際は、画像のように「草 -いかがでしたか」と検索すれば、「いかがでしたか」を含むサイトは検索結果画面に表示されなくなります。
複数のワードにも対応していますので、「母の日 プレゼント -いかがでしたか」という使い方も可能です。
もちろん「いかがでしたか」以外のワードも使えますので、何か特定のワードを検索結果で除外したい場合は、このマイナス検索をお使いください。
この記事は非常に役に立ちます!
のちにウェブコーパスに収集されて新しい文型・見せ方の論文が発表されるかもしれません。
google検索はアマダレやミミダレ文字列を除外検索できません。
不快じゃなくなることを願っています。
ありがとうございます。
除外なんかより胴元を完全に潰すような働きかけをして欲しいわな
-ですよね
もおススメします