「チーミング」はApexやFortniteなどの敵と戦うバトルロイヤルのゲームで、本来は敵であるのに共謀してチームを作り、他の敵を一緒に攻撃したり守り合ったりと、協力してプレーする事。チート行為(不正行為)の一種。
英語でTeaming、ゲームのシステム上決められた人数やグループではない、ルールや規約に反するTeam(チーム)を組むことを指します。
ゲームのシステムで決められた同じチーム内で、ボイスチャットであったりディスコード等の通話アプリで話しながら、友達や知り合いで一緒に協力してプレーするのは「パーティ」や「フルパーティ」といい、チーミングには該当しません。
多くのゲームでは1人または決められた人数で戦う事を想定しているため、それ以上の想定していない人数で戦われてしまうと、公平性を著しく損ない、一般ユーザが頻繁に瞬殺されてしまうようなゲームであればユーザ離れに繋がり、悪評も広まることとなりサービスの継続が難しくなります。
実際にチートが原因で終了したゲームが過去にいくつか存在します。
チーミングの使い方や表現です。
- その人チーミングもやってなかった?
- チーミングしてるねさっきのやつら
- まさかチーミングするような人だったとは
- チーミング最近多いなー
- 通報しておいたよ今のチーミング
- チーミングで勝ってもなんも嬉しくないだろ
- 自分の実力じゃないのになチーミングでキルしても
ゲーム運営側も対策を行なっており、2022年にはApex Legendsを運営するElectronic Arts(EA)がAIを使ったチーミング検出の特許を取得していたり、不正行為対策の発表なども時々行われていますが、完全な排除はなかなか難しいようです。
ただ、過去にPUBGでチーミングを行っていたストリーマーがBANされ永久追放された例があたったり、プロゲーマーが配信しながらチーミングが発覚した際はその後大会には出場できなかったりと、それなりの報いはあります。
なお、ゲーム以外でも「チーミング」という言葉が全く別の意味として使われています。
上記で説明した不正行為の意味のチーミングとは全く別の意味のチーミングです。
- ビジネス関連
- 部署内のチームや決められたグループなどにとらわれず、枠組みを超えたパフォーマンス向上を実現できるチーム作り、チームワークを構築するという概念のこと。
ビジネス書で「エイミー・C・エドモンドソン」さんが提唱。 - コンピュータ関連
- 複数のPCをNIC(ネットワークカード)でつなぎ1台のように扱う技術、通信負荷を減らすことができます。