「推し事」は「推し」関わる行動全般を指す用語で、読み方は「おしごと」。
発音が同じ「お仕事」とかけて生まれた言葉です。
推しの情報収集やライブ参加、グッズ購入、同ファンとの交流、聖地巡礼、SNSなどでの情報共有など、推しに関する活動全般を指し、2021年に新語・流行語大賞にノミネートされた「推し活」とほぼ同じ意味で使われます。
「推し」は応援するという意味の用語で、元々はAKBなどアイドルグループで使われていましたが、その後アニメキャラクターやテレビタレント・俳優・YouTuber・VTuber・スポーツ選手と様々な分野で使われるようになりました。
以下のようなお仕事の使い方や表現・言い回しがあります。
- 今日はお仕事も推し事もやるぞー
- 今週も推し事がんばる
- 明日はライブ参戦だ、久々の推し事
- 土日とも参戦したんですね、お連れ様でした
- 動画視聴の推し事してるから邪魔しないで
- 推し事してると時間忘れるね
- さっき推し事仲間と合流した
「推し」は古くから使われており、そこから派生した「推し事」は2012年頃より推し活をしている人たちの間で見聞きするようになったと記憶しています。
2015年頃からはX(旧Twitter)などのSNSやネットの書き込みでも見るようになり、年々少しずつ使われる頻度が増しています。
2024年現在だと推し活をしている人たちの間ではある程度知られている状態ですが、一般的にはまだ知名度は低く「推し活」の方がよく使われますが、一時的な流行語でなく定着しつつある言葉になっているため、今後も推し活と併用しながら使われ続けるものと考えられます。