「炭酸の抜けたコーラ」は、本来の価値や良さを失ってしまい、無価値であったり良さのなくなってしまった状態を意味する用語です。
コーラは炭酸の爽快感に、甘さ&香りが合わさって美味しい飲み物となるわけですが、炭酸が抜けてしまうとただの甘い飲み物になってしまうため、それを比喩(例え)として使われている表現。
ただし本当に炭酸が抜けたコーラを指す場合もあります。
「気の抜けたコーラ」ともいい、意味は一緒で気は炭酸の事です。
似た言い回しとしては「炭酸の抜けたジュース」「気の抜けたジュース」「気の抜けたビール」もあり、こちらも同義です。
以下のような「炭酸の抜けたコーラ」の使い方や表現があります。
- あの部長がいなくなったら会社が炭酸の抜けたコーラになっちゃう
- 炭酸の抜けたコーラみたいな雰囲気だった
- 自分から仕事を取ったら炭酸の抜けたコーラ状態
- あの子が抜けたグループなんて炭酸の抜けたコーラ
- 炭酸の抜けたコーラみたいな会社になっちゃったね
- まるで炭酸の抜けたコーラだね
- 炭酸の抜けたコーラだよこれじゃ
アーティストの曲の歌詞としても使われており、女性アイドルグループ「アンダーガールズ(AKB48)」の「だらしない愛し方」では『気の抜けたコーラは、一度別れた男とのキスみたいな味がする』というラップのパートがあり、他にもラッパーの「田我流」の「Cola」では『2人の関係は炭酸の抜けたコーラ』というフレーズもあります。