「バ囲い」は「バカ」と「囲い」を組み合わせて作られた言葉で、囲っている人の事が好きなあまり盲目となり、何をしても肯定してしまう人達の事を指す用語です。
「囲い」はYouTuberやツイキャスなどの配信サイトや、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで、表に出て活動する人達らの熱烈なファンを指し、その囲いに「バカ」を付け足したのが「バ囲い」です。
何があっても批判せず、他の人がたとえ正当な理由で批判したとしても、過剰に反応し激しく言い返すなどの攻撃性をむき出しにするなどが特徴。
一見いいファンに見えがちではありますが、間違った言動をも肯定するため今後それらを正すタイミングを失ったり、新たなファンが近づき難い雰囲気を出していたり、ファンからアンチに変わる「反転アンチ」の危険性もあります。
以下のような「バ囲い」の使い方や表現があります。
- その行動はバ囲いと一緒だよ
- あの人の取り巻きとかバ囲いはヤバすぎる
- よかったねバ囲い達に慰めてもらって
- バ囲いらしきコメントが痛すぎる
- バ囲いなのかアンチなのかよくわからんコメントだな
- もしかしたらバ囲いになってるかもしれない
- バ囲いから反転アンチになったらしい
- ここの放送バ囲いしかいないのかよ
- バ囲いに何を言っても無駄
- 何も正さないバ囲いが一番の悪
「バ囲い」が使われ出した時期は明確ではありませんが、遅くとも2014年にはニコニコ生放送(ニコ生)で使われていました。
その後同じ配信サービスであるYouTube・ツイキャス・Twitchなどでも使われ、こうした配信サイト以外の世界にも広まり使われることもあります。
ただ、2025年時点では一般的にほとんど知られていない言葉で、配信界隈の世界に詳しい人たちの間ではときどき見聞きする程度です。
長く使われており、甘やかすだけのファン・イエスマンになっているようなファンを表すのに分かりやすいフレーズであるため、今後も頻繁に使われる事はないものの定着はするものと考えられます。