「くるみそば」は長野県上田市にあった「信濃路うさぎや」が製造・販売していたお菓子で、甘さ控えめの上品なあんこをそば粉を使用した皮で包み、クルミを乗せたものです。
1952年(昭和27年)と古くから販売されており、地元ではよく知られたローカルお菓子、銘菓。
上田市の隣の東御市(とうみし)では国産クルミの8割近くが生産され「くるみの里」と呼ばれるほどの一大生産地で、このあたりで「くるみそば」というと、クルミの実をすり潰して蕎麦のつゆに入れて食べる「くるみそば」(くるみ蕎麦)が知られていますが、こちらはお菓子のくるみそばであり、麺料理とは別物です。
メーカーでは以下のように説明しています。
うさぎや伝来の製法で、じっくり練り上げた餡を香り豊かなそば粉の皮で包みくるみをまぶしました。
くるみ特有の脂肪とそば粉の淡白な味わいがほどよく調和し、山国ムードあふれる風味は、お茶はもとより、コーヒー、紅茶にも合うと多くの方からおほめを頂いております。当社の代表銘菓でございます。
2021年7月、新型コロナなどの影響から販売元の「信濃路うさぎや」が惜しまれつつも閉業となり、一時期くるみそばの流通が途絶えますが、上田市で農産物の生産などを行う「ずくだせ農場」の代表・永山一男さんが事業を継承することとなり、2022年2月に販売が再開されました。
なおここで撮影したくるみそばは2018年に撮影しているため、製造者などのラベルの表記は旧うさぎやのものになっていますが、現在販売されている商品は新しい表記に変わっています。
それでは実際にくるみそばがどんなお菓子なのか、写真とともに見ていきましょう。
購入したのは2018年9月で、長野県佐久市にあるイオン佐久平店で税込507円でした。
くるみそばの写真
原材料・賞味期限
原材料
名称 | 菓子 |
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原材料名 | 白あん、砂糖、小麦粉、玉子、そば粉、大豆油、くるみ、食用植物油脂、食用精製加工油脂、食塩、乳化剤(大豆由来)、酸化防止剤(V・E)、香料、着色料(カロチン)、澱粉、膨張剤 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避け常温にして保存して下さい。 開封後は、お早めにお召し上がり下さい。 |
賞味期限
購入したのは2018年9月16日で、記載されている期限が同年10月1日とありますので、目安として15日ほどが目安になるかと思います。
購入できる場所について
県内のスーパー、特に上田市の大型スーパーにはかなりの確率でみかけました。
お土産屋さんや空港にはありませんでした。
あまり多くの場所では見かけないので、市内で購入するか他の県の方であればオンラインショップを使うことになります。
楽天やアマゾンでは2023年2月現在だと売っていないようです。