八王子にあるつるや製菓「都まんじゅう」(みやこまんじゅう)は、カステラ風の生地に白餡を包んだ、今川焼(大判焼き、回転焼き)よりもひとまわり小さいサイズの焼饅頭です。
直径は5cm位、厚さは1.5cm位の円形で生地はキメが細かくしっとりふんわりした食感、中の白あんは甘さ控えめで上品な仕上がりで、1個税込35円(2019年時点)という魅力的な価格。
つるや製菓の本店は神奈川県平塚市にあり、その後ここ八王子と沼津の店舗が出来ました。
平塚ではソウルフードとも呼ばれており、ここ八王子でも地元で行列の出来る愛されるお菓子で、市民には「みやまん」と呼ばれかなり知名度が高いです。
八王子市出身の人気音楽ユニット「FUNKY MONKEY BΛBY’S」(ファンキー・モンキー・ベイビーズ 略:ファンモン)が歌う「八王子純愛物語」という曲の歌詞には『香りに誘われて都まんじゅうへ お値段は1個30円 地元じゃ定番のお菓子 ふんわりと優しい味』というフレーズも見られます。
場所はJR八王子駅の北口から徒歩4~5分、西放射線ユーロードという歩行者天国&商店街の通りにあります。
販売カウンター横のスペースで都まんじゅうを作っており、ガラス張りになっているので製造工程を見ることができます。
商品は10個、15個、20個、30個…とまとめて包装し販売されています。
都まんじゅうの製造は福岡県の城野鉄工所(2015年閉業、愛知県の森川フードマシンが引き継ぎ)の「キノ式自動製菓機」が使われており、同機を使って作られた饅頭はこの「都まんじゅう」の他、秋田県の「金萬」や神奈川県の「箱根まんじゅう」、三重県の「いせ丸饅頭」などのように、名前こそ違うものの同じ製造工程で作られています。
歴史は古く、昭和初期の頃に城野鉄工所が地元で出店後、昭和25年(1950年)頃に東京に進出、東京の銀座と池袋で実演販売を行い、この時に「都まんじゅう」と名付けられたようです。
キノ式自動製菓機で都まんじゅうを作る様子をそのまま見せる実演販売で好評を博し、全国から機械の注文があり都まんじゅうは名前を変えつつ全国に広まりました。
訪問・購入したのは2019年7月で、10個入りで税込350円でした。
以下では原材料や店舗情報を見ていきます。
原材料と賞味期限について
原材料 | ねりあん(白いんげん・砂糖)・小麦粉・砂糖・卵・植物油・膨張剤 |
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賞味期限についてですが「(令和)元年7.14」と記載があり、購入したのが2019年7月14日なので、購入当日が賞味期限の目安になります。
やはり時間が経てば経つほどふかふか食感が失われ、パサパサし固くなってしまうため、購入したらできるだけ早いうちに食べることをおすすめします。
焼印の基本は「都まん」の焼印ですが、写真にあるような女の子の絵柄であったり、企業や自治体などとのコラボ焼印であったり、政治家の河野太郎さんのバージョンも存在します。
女の子は「みやこちゃん」といい、お出かけしている姿やゴルフや海水浴の姿など季節に合わせて変化し、平塚の店舗の女将さんのお孫さんが書いた絵から生まれたとのこと。
店舗情報
店名 | つるや製菓 |
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所在地 | 東京都八王子市旭町7-8 |
電話番号 | 042-626-0223 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 水曜日 |
アクセス | JR八王子駅徒歩5分 |