毎年ボジョレー・ヌーヴォーが発売される際に、その年の味・風味や出来を評価するキャッチコピー(キャッチフレーズ)が発表されるんですが、それらをまとめてみました。
2013年のキャッチコピーはまだ発表されておらず、どうやら「なし」になりそうです。
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は11月の第3木曜日と決まっていて、2013年は11月21日です。
日本で発売が開始されたのは1976年ですが、1995年以前は特にキャッチコピーなどはなかったようです。
表記について「ボジョレー」と「ボージョレ」が混在していますが現地の発音では後者が近く、新聞や雑誌などでは後者の表記を見かけますが、ネットや個人の口コミなどでは前者の方が多く使われているようです。
それではキャッチコピーと解禁日の一覧をご覧ください。
今後発表される年も追記の予定です。
年 | 解禁日 | キャッチコピー |
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1995年 | 11月16日 | "ここ数年で一番出来が良い" |
1996年 | 11月21日 | "10年に1度の逸品" |
1997年 | 11月20日 | "1976年以来の品質" |
1998年 | 11月19日 | "10年に1度の当たり年" |
1999年 | 11月18日 | "品質は昨年より良い" |
2000年 | 11月16日 | "出来は上々で申し分の無い仕上がり" |
2001年 | 11月15日 | "ここ10年で最高" |
2002年 | 11月21日 | "過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え" "1995年以来の出来" |
2003年 | 11月20日 | "100年に1度の出来" "近年にない良い出来" |
2004年 | 11月18日 | "香りが強く中々の出来栄え" |
2005年 | 11月17日 | "ここ数年で最高" |
2006年 | 11月16日 | "昨年同様良い出来栄え" |
2007年 | 11月15日 | "柔らかく果実味が豊かで上質な味わい" |
2008年 | 11月20日 | "豊かな果実味と程よい酸味が調和した味" |
2009年 | 11月19日 | "50年に1度の出来" |
2010年 | 11月18日 | "1950年以降最高の出来といわれた2009年と同等の出来" |
2011年 | 11月17日 | "近年の当たり年である2009年に匹敵する出来" |
2012年 | 11月15日 | "よく熟すことができて健全" "供給量が逼迫することが心配される" |
2013年 | 11月21日(木) | なし |
2014年 | 11月20日(木) | "" |
- ボジョレー・ヌーボーとは?
- フランス東部にあるブルゴーニュ地方のボジョレー地区でその年に収穫されたブドウを使って生産される赤ワインのこと。
ヌーボー(Nouveau)はフランス語で「新しい」の意味があります。
熟成期間が2~3ヶ月と少ないためフレッシュな味わいで飲みやすい仕上がりになっています。1984年までは11月15日が解禁日でしたが、15日が土日の場合にワイン運搬業者が休みとなってしまうため11月15日から11月第3木曜日に変更され経緯があります。
なお、さらに遡ると11月15日の解禁日が制定される以前は12月15日でしたが、もっと早く飲みたい地元の人たちがフランス政府に働き掛け1ヶ月早められました。