「ハトる」は、聞いた話を誰かにそのまま伝えに行く行為を指すネット用語で、「鳩」または「伝書鳩」が語源となっています。

鳩はYouTuberの発言であったり行動、有名人のTwitterなどの動きをチェックし、他の有名な活動者に伝える事を意味しており、この鳩に「る」を足して「ハト(鳩) + る」といった具合に動詞化されたものが「ハトる」(鳩る)です。

鳩や伝書鳩の詳細についてはこちら「鳩とは?」と「伝書鳩とは?」をご覧下さい。

「鳩る」という漢字表記もされており、2022年3月時点だと「ハトる」の方がやや多く見られるものの、鳩る以外の言い方「鳩られた」「鳩った」などは漢字が使われる事が多いです。

主にリアルタイム(リアタイ)やほんの少し前に起きたことを伝える事が鳩であるため、過去の出来事などを誰かに伝える事は「ハトる」とは言いません。

以下のようなハトるの表現や使い方があります。

  • さてとハトるか
  • ハトってきていいよ
  • なんで知ってんの?ハトられたか
  • ハトってきていいよ
  • もう鳩らなくていいからね
  • 鳩らないでね今言ったこと
  • Twitterのサーバー落ちててハトれないでしょ
  • SNSやってないからハトれない

言葉の特性上、YouTubeライブ(つべら)やツイキャス・ニコ生など、生放送サイトの世界でよく使われており、有名配信者の動きや発言を聞いたリスナー(視聴者)が、別で放送中の誰かにハトっている場面を見かけます。
伝える媒体は配信サイトでのコメントや、TwitterのツイートであったりDM(ダイレクトメッセージ)など。

2022年3月現在だと、「鳩」「伝書鳩」の言葉もまだ一部でしか使われておらず、「ハトる」についてはまだほとんど知られていないかと思われます。
ただ鳩の意味を知っていればある程度意味が予測できるため、ライブ配信サイトで使う場合は通じる事もあるかもしれません。