「ジャバクーラ」(JAVAKŪLA)はカフェチェーンの「シアトルズベストコーヒー」(Seattle's Best Coffee、略:SBC)が販売しているフローズンドリンクで、コーヒーやフルーツなどのフレーバーとともに氷をミキサーで砕いてつくられる、シャリシャリとした食感の冷たい飲み物です。
上にはホイップクリームや季節ごとの素材などがトッピングされることもあります。
他社になりますが、よく知られている近い商品としてはスターバックスコーヒーのフラペチーノが該当します。
誰かにジャバクーラを説明する際は「シアトルズベストコーヒーのフラペチーノ」と言うとわかりやすいかと思います。
年間を通して販売されるものと、季節ごとに限定販売されるものがあり、2~3ヶ月くらいの周期で新作がリリースされます。
ジャバクーラは基本的にはコーヒーをベースにしており、その他の素材を使ったものは「クリームクーラ」「フルーツクーラ」としてリリースされています(下の項目で解説)。
価格の目安としてはトールサイズ(Mサイズ)でだいたい450円から650円くらいのものが多いです。
なお、シアトルズベストコーヒーの店舗は東海・関東以北には少ないため、全国的な知名度があるとは言えないカフェですが、近畿(18店舗)や九州(36店舗)の都市部、特に福岡県の博多周辺ではよく目にします。
シアトルズベストコーヒーとジャバクーラの最新情報は公式サイトからご確認いただけます。
名前の通りアメリカのシアトルで発祥したカフェで、Seattle's Best Coffee Japanとして日本に出店したのは1999年から。
2019年10月現在、シアトルズベストコーヒー大半の店舗はJR九州が運営を行っています。
正式な表記はUの上にマクロン(長音記号)と呼ばれる横棒があるラテン文字の「JAVAKŪLA」ですが、JとKが大文字で他は小文字だったり、英語表記で「JAVAKULA」や「JavaKula」なども見かける事があります。
商標については「JAVAKULA」と「ジャバクーラ」で2005年2月4日に登録(2004年2月10日出願)されています。
それでは実際にどのような飲み物なのか、写真を見ていきましょう。
上の写真は左から「フルーツクーラ マンゴー」と「ジャバクーラ ゆず」で、ホイップクリームがトッピングされ具材がのっています。
氷は細かく砕かれておりガリっではなくシャリシャリに近い触感で、共に甘さ控えめで飲みやすく爽やかな酸味のある仕上がりででした。
以下ではさらに詳しく実際に販売されていたジャバクーラ、クリームクーラ、フルーツクーラに、サイズや注文方法についても見ていきましょう。
なお、フラペチーノや他のカフェチェーンなどが販売している類似のフローズンドリンクもまとめていますので、あわせてご覧ください。
ラインナップ
上でも簡単に触れましたが、ジャバクーラは年間を通して販売されているものと2~3ヶ月くらいの周期で期間限定販売のものがあります。
各店舗によって取り揃えが異なる場合がありますが、以下の4つがだいたいどの店舗にも年間を通して販売されています。
- モカチョコレート
- クリーミーキャラメル
- クッキー&クリーム
- バニラコーヒー
限定販売のジャバクーラは、そのシーズンのイベントであったり季節に合わせた素材を使ったりやデコレーションがされ、見た目にも華やかでインスタ映えするような目を引く商品が発表されます。
そして、ジャバクーラは基本的にはベースにコーヒーを使っているものを指し、それ以外の素材をベースにしているものはそれぞれ「クリームクーラ」、「フルーツクーラ」、「ヨーグルトクーラ」と分類されていますが、ジャバクーラ名義でコーヒー以外が使われている場合もありますので、完全に区別はされていないのかもしれません。
以下では実際に発売されたジャバクーラ、クリームクーラ、フルーツクーラをご覧下さい。
なお最新のジャバクーラについては公式サイトで確認できます。
定番のジャバクーラ
モカチョコレートとクリーミーキャラメルは共にトールサイズで税込510円、シアトルズベストコーヒー APAヴィラホテル京都駅前店(2019年7月に訪問)で撮影しました。
いずれもトールサイズでクッキー&クリームが529円、バニラコーヒー496円、シアトルズベストコーヒー 博多筑紫口店(2019年9月に訪問)で撮影しました。
店舗によって異なる場合がありますが、多くの場合は上の写真にある「モカチョコレート」「クリーミーキャラメル」「クッキー&クリーム」「バニラコーヒー」の4つが年間を通して販売されいて、さらに下で解説する季節限定のジャバクーラがあり、だいたい2~3ヶ月くらいの周期で新作が発売されます。
季節限定のジャバクーラ
2019年5月29日から6月30日まで販売された抹茶バナナクーラは税込550円、シアトルズベストコーヒー 丸の内マイプラザ店(2019年6月に訪問)で撮影しました。
2019年夏季に販売されたピーチ ヨーグルト チアプディングは税込583円、シアトルズベストコーヒー 京都ヨドバシ店(2019年7月に訪問)で撮影しました。
販売期間は不明ですが、2019年8月28日から新登場したジャバクーラ ゆずは税込572円。
シアトルズベストコーヒー ヨドバシカメラ博多店(2019年8月訪問)で撮影しました
2019年4月5日から5月22日まで販売されていたストロベリーヨーグルトクーラは税込540円。
シアトルズベストコーヒー BiVi福岡店(2019年4月に訪問)で撮影しました。
期間限定のジャバクーラは2~3ヶ月くらいのペースで各シーズンごとの素材を使ったジャバクーラがリリースされます。
時々同時に2~3つ発表されることも。
見た目がシンプルな定番のジャバクーラに比べて、季節限定のジャバクーラは目を引く鮮やかな見た目のものが多いです。
クリームクーラ
年間を通して販売しているクリームクーラ(CREMEKŪLA)の抹茶は税込490円。
シアトルズベストコーヒー アミュプラザ博多店(2019年4月に訪問)で撮影しました。
フルーツクーラ
フルーツクーラ(FRUITKŪLA)のマンゴーも年間を通して販売しています。税込486円。
シアトルズベストコーヒー ヨドバシカメラ博多店(2019年8月訪問)で撮影しました。
注文方法
他のカフェチェーンと同じく、シアトルズベストコーヒーでもお店に入ってまずはカウンターで注文します(先に席を確保してからの注文もOK)。
ジャバクーラの注文は「サイズ」と場合によっては「トッピング」を聞かれます。
多くジャバクーラは「トール」(Mサイズ相当)または「グランデ」(Lサイズ相当)の2種のサイズから選べ、中にはトッピングの有り無しを選べるものもあるので、該当のジャバクーラであればそれも伝えます。
注文を終えたら、トレイを渡される(内容によってはトレイ無しの場合もあります)ので、それを持ってカウンターの奥にある受け渡しスペースで待ち、店員さんが作り終えると注文した商品名を呼ばれるので受け取って席につきます。
テイクアウトも可能なので、注文時にその旨伝えて後は上記と同じ流れになります。
なお一部の店舗では席についてから店員さんが注文を聞きにくる方式もあるようですが、大方上記の注文方法のお店です。
いろいろな店舗を回ってみましたが、メニュー表が統一されていない(2019年時点)ため、思ったところに思ったものが載っておらず迷ってしまうことがあったので、あらかじめ店舗外にあるメニューボードを見ておき注文商品を決めておくとよさそうです。
公式サイトでメニューも確認出来ますので合わせてご利用下さい。
飲み方について
フローズンドリンクを初めて飲む場合は案外どうやって飲めばいいのかわかりませんよね。
特に綺麗にトッピングされたものは最初に食べてから飲むのか最後に食べるのかとか、透明な蓋についても外して飲むのか付けたまま飲むのか…。
結論を言うと決まりはありませんので、好きなように飲んで問題ありません。
周りを見ていると、蓋は付けたままで、最初に普通にドリンク部分を飲み少なくなったらトッピング部分とかき混ぜて飲む方法の方が多いようですので、それにあわせるといいかと思います。
その他のフローズンドリンク
ジャバクーラはシアトルズベストコーヒーで飲める事がわかりましたが、他のコーヒーチェーンでも氷の食感を楽しめるフローズンドリンクがあります。
人気カフェで提供されている、チョコリスタのようなドリンクをまとめたので合わせてご覧ください。