2004年(平成16年)の「日本新語・流行語大賞」一覧と解説

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2004年(平成16年)の日本新語・流行語大賞です。1984年から開始され、この年は第21回に当たります。

前年・翌年と、すべての年の流行語についてはこちらをご覧ください。

2004年に起きた主な出来事は以下の通りです。
流行語が生まれた時代背景として参照ください。

  • 自衛隊のイラク派遣開始(1月)
  • 陸上自衛隊本隊第一陣がイラク入り(2月)
  • マドリード列車爆破テロ事件が発生(3月)
  • 尖閣諸島・魚釣島に中国人7人が上陸し沖縄県警が逮捕(3月)
  • イラク日本人人質事件が発生、誘拐された3名は後に開放(4月)
  • 上海総領事館員自殺事件が発生(5月)
  • 小泉首相が北朝鮮を再訪問し日朝首脳会談が行われた(5月)
  • イラクで取材中の日本人フリージャーナリスト2名が銃撃され死亡(5月)
  • アテネオリンピック開幕(8月)
  • ロシアでベスラン学校占拠事件が発生(9月)
  • アテネパラリンピック開幕(9月)
  • イラク日本人人質事件が発生、後に遺体が発見される(10月)
  • ニンテンドーDSが北米で発売、後に世界各国で発売(11月)
  • ソニー・コンピュータエンタテインメントのPSP(PlayStation Portable)が日本発売、後に世界各国で発売(12月)
  • スマトラ島沖地震が発生(12月)


公式サイトの発表はこちら「2004年の日本新語・流行語大賞」です。

2004年 年間大賞
チョー気持ちいい アテネオリンピックの男子100m平泳ぎ決勝で北島康介さんが1分00秒08で金メダルを獲得、そのレース後のインタビューで「チョー気持ちいい」(超気持ちいい)と発言したことから。
優勝が当たり前とも報道されたプレッシャーの中での素直でストレートな一言が印象を残しました。
なお、同じく水泳で前回2000年のシドニー五輪では田島寧子さんの「めっちゃ悔し~い」がトップテン入賞しています。
受賞者は北島康介さん。
2004年 トップテン
気合だー! プロレスラーのアニマル浜口さんが、前屈みになって腕を振りながら「気合だー!!」と連呼し、締めに「気合だー!! オィッ!! オィッ!! オィッ!!」というパフォーマンス。
成田空港にてアテネオリンピックに出場する娘の浜口京子さんへの応援として行ったところ、マスコミに取り上げられ話題に。
その後バラエティ番組などで親子出演して披露する場面が増えました。
なお、このパフォーマンス自体は以前より行っておりプロレスファンの間では知られていましたが、一般にも知られるようになりました。
受賞者はアニマル浜口さん。
サプライズ サプライズは英語で「予期しないこと」「驚かす」「びっくりさせる」などの意味があり、この年に小泉首相が行った人事や政策などの動きに対してよく使われました。
これ以降は政治以外の場面でも、何か驚くような出来事に対して使われる言葉に。
受賞者は「サプライズ人事」として自民党の幹事長に起用された武部勤さん。
自己責任 4月に日本人3名(ボランティア、フリーカメラマン、ジャーナリスト志望の少年)がイラクの武装勢力によって誘拐、同月2名(共にジャーナリスト)も拉致、10月には青年1人が拉致殺害されるなどの事件が相次ぎました。
いずれも再三の日本政府の勧告を無視して渡航している事から、危険と知りつつ自らの意思で現地に向かっているため(誘拐や拉致は)自分の責任「自己責任」であるという声が挙がりました。
受賞者は該当者なし。
新規参入 この年プロ野球球団の「大阪近鉄バファローズ」と「オリックス・ブルーウェーブ」が合併することとなり、5球団になったパ・リーグへの空いた1球団の枠を狙い『新規参入』に名乗りを上げる企業が話題になりました。
マスコミに大きく取り上げられたのは「ライブドア」率いる堀江貴文さんと、「楽天」率いる三木谷浩史さん。
両者ともIT関連会社という事で、これまでない球団運営会社が誕生するとして注目されました。
審査の結果、楽天が新規参入を認められ東北楽天ゴールデンイーグルス(通称 楽天イーグルス)が誕生しました。
なおプロ野球への新規参入は1954年の高橋ユニオンズ以来50年ぶりの出来事でした。
受賞者は堀江貴文さん。
セカチュー 2001年4月に発売された片山恭一さんの恋愛小説「世界の中心で、愛をさけぶ」を略して「セカチュー」。この年に映画化され大ヒットしました。
松本朔太郎(サク)が白血病で亡くなった恋人の廣瀬亜紀(アキ)との思い出の日々を振り返るストーリー構成。
映画の主演は大沢たかおさんとと柴咲コウさん、出演は長澤まさみさんと森山未來さん他で、小説とは内容が異なっています。平井堅が歌う主題歌「瞳をとじて」も大ヒット。
公開後には相乗効果によって300万部を突破する大ベストセラーとなりました。
受賞者は作家の片山恭一さん。
中二階 ポジションでいうと次期リーダーともいえる立場でありながら、いまひとつ目立たない政治家を表現した用語。
流行語公式サイトでは平沼赳夫前経済産業相、古賀誠元幹事長、高村正彦元外相、麻生太郎総務相を該当者として挙げています。
中二階(ちゅうにかい)のもともとの意味は、建物で正規の三階よりも低く二階よりも高い位置に設置された2.5階とも呼べる高さにある階のことで、その中途半端さを表現した使い方が的を得ているとして受賞。
小泉純一郎さんも発言の中で用いた事で広まりました。
受賞者はこの言葉の考案者とされる参議院議員の山本一太さん。
って言うじゃない… ○○斬り! …残念!! お笑いタレントの波田陽区さんが行うギャグで使われる台詞。
着物姿でギターを持ち、流行のネタを弾き語ります。そしてある程度語ったところで「って言うじゃなーい」という言葉を挟み、「(落とす台詞を叫んで)残念!!」と締めます。
有名なのは当時流行していた韓国ドラマ「冬のソナタ」(冬ソナ)の主演男優、ペ・ヨンジュンさんをネタにしたもので、「私、ヨン様と結婚したい!って、言うじゃな~い?でも結婚したら、アンタの名字ペですから!残念!」。
日本テレビ系列で放送されていた「エンタの神様」で披露したところ話題となり、バラエティ番組に引っ張りだこに。「ギター侍」のあだ名も付き、ネタにされた人物はギター侍に「斬られた」という表現をされました。
受賞者は波田陽区さん。
負け犬 「30代以上、未婚、子なし、」の女性は負け犬と定義した酒井順子さんの著書「負け犬の遠吠え」がベストセラーに。
2003年に出版されたエッセイ集で、自らも負け犬とした上で逆説的にエールを送る内容になっています。
受賞者は酒井順子さん。
冬ソナ 2002年に韓国のテレビ局・KBS2で放送された韓国ドラマで、日本では2003年4月から9月までNHKのBS2で、2004年4月3日からは地上波のNHK総合テレビで放送され、主に主婦層や年配女性の間で人気に火がつきました。
高校時代に恋心を抱いていたイ・ミニョンが交通事故で亡くなってしまい、その後別の男性と婚約が決まります。しかし亡くなったイ・ミニョンにそっくりな、ペ・ヨンジュンさん演じるカン・ジュンサンと出会うというストーリー。
ドラマ撮影地の見学ツアーが組まれたり、ペ・ヨンジュンさんは「ヨン様」と呼ばれるなど「冬ソナ現象」が起きました。
このドラマをきっかけに「韓流」と呼ばれる、韓国ドラマや音楽のブームが始まったとされます。
受賞者は吹き替えでユジン役を担当した田中美里さん。
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