「ハルピンラーメン」とは？長野県の諏訪市で有名なラーメン店を解説

「ハルピンラーメン」は長野県諏訪市で人気のラーメンで、味噌とも醤油とも言えない独特のスープがクセになる、県内ではかなりの知名度がある有名店です。
昭和49年(1974年)創業の老舗で、2018年現在では上諏訪・下諏訪の他、塩尻や松本、富士見町など県内に4店舗あります。

看板メニューは店名でもある「ハルピンラーメン」と、ハルピンラーメン濃い口とも称される「ニンニクラーメン」の2品。
地元の方たちの注文を聞いていると、ニンニクラーメンの方が人気があるようでした。

今回両方食べてみましたが、醤油とも味噌とも言えないピリ辛のスープはまた食べたくなると感じさせるに十分なインパクトがあり、他にない味のため表現が難しいですが昆布の旨味があるピリ辛味噌といった印象。
要となるスープは、特製醤油に3年以上漬け込んだニンニクをさらに唐辛子や昆布などと共に1年以上、計4年もの歳月をかけて作られた寝かせダレということです。

それではラーメンの写真とともに、さらに詳しくハルピンラーメンを見ていきましょう。
なお「ハルピン」の由来は中国のハルビン市(哈爾濱市)から。全国に「ハルピン」や「ハルビン」という同名の中華料理等が多々あるのはそのためですね。

店名にもなってる「ハルピンラーメン」がこちら。
最初にスパイシーな胡椒の香りがした後にピリッとした辛味のある味噌、昆布のうま味も感じるスープ。
チャーシューで脂身がなくさっぱりした、やや薄めで弾力のあるお肉でした。
スープの下には黒ごまや昆布、唐辛子があるため、底から麺を持ち上げて絡ませるように食べるとより美味しくなります。

地元の方はほとんどこちらを注文していた人気の「ニンニクラーメン」。
トッピングで1番人気という「寝かせニンニク卵」(150円)を乗せてもらいました。
運ばれてくる時ににんにくの香りがしましたが、様々な味が混ざり合っているからか、食べてみるとそれほどのニンニクの味は感じませんでした。
ハルピンラーメンよりもピリ辛が強くなり少し甘みを感じるスープで、甲乙付けがたいですが個人的にはこちらが好み。

スープには多数の昆布や胡麻や唐辛子が入っているので、縮れ麺と絡ませながら食べるのがおすすめ。

そして初めてハルピンラーメンに来て「これなんだろ？」と思うのが下の写真の飲み物。
お冷と一緒に最初にテーブルに置かれますが、正体はジャスミンティー。

ラーメンの油っこさをさっぱりさせてくれる、お口直しのためのお茶です。

サイドメニューで美味しかったのはこちら。
唐揚げは特大サイズで、揚げすぎず固くならない且つ生でないジューシーに揚げられた柔らかもも肉。
餃子もちょうどいい焼き具合で、肉たっぷり＆ニラが効いていました。

以下では、各店舗のメニューとアクセス情報をご紹介します。
ハルピンラーメンはお店によってメニューが異なりますので、予め知っておくといいでしょう。

メニュー

ハルピンラーメンは各店舗ごとにメニューに違いがあり、扱っているラーメンの種類も全店舗共通ではないようです。
また本店では「ニンニクラーメン」と書かれていたものが、別店舗では「ハルピンラーメン濃い口」となっているお店もありました。

どの店舗も人気はやはり「ハルピンラーメン」と「ニンニクラーメン」。
二郎系や家系を模したラーメンもあり、そちらも評判がよく次回訪問時には食べてみたいと思います。

こちらが本店のメニュー。
手元にメニュー表はなく、壁に貼られています。
他の店舗に比べ種類は少なめです。

松本並柳店のメニュー表です。
種類が豊富ですね。

店舗

2018年現在、長野県内のみに4店舗あります。

本店

こちらが本店です。
以前は上諏訪駅近くにあり移転してきたとの事。
記事内の「ハルピンラーメン」は2018年6月にここでいただきました。

松本並柳店

松本駅から車で15分弱、南松本駅からは1km弱の場所にあります。
記事内の「ニンニクラーメン」「鶏唐揚」「焼餃子」は2018年6月にこちらで食べました。

下諏訪町役場前店

塩尻広丘駅前店