「クリームボックス」とは?分厚い練乳クリームが乗った郡山のソウフルードを解説

この記事のカテゴリ
食品 / 料理 / 食べ物
この記事に付けられたタグ
クリームボックス

「クリームボックス」は、厚切りにした小さめの食パンの上に、ミルク風味の白いクリームをたっぷりと乗せた菓子パンです。
福島県郡山市で発祥し、地元では多くのベーカリーやスーパー、一部のコンビニでも取り扱うなど、地域に根付いたご当地パンとなっています。

ここ数年は日本テレビ系列で放送されている「カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW」など、テレビや雑誌などでも時々特集が組まれ、その度にツイッターやFacebookなどのSNSで拡散され話題になるので、郡山の名物・ソウルフードとして知名度は全国区になりつつあります。

クリームボックスの起源は1976年(昭和51年)で、当時郡山駅前にお店があった「ロミオ」というパン屋さんが販売を開始すると人気商品となり、他のパン屋さんでも販売されるようになるなど郡山を中心に県内に広まって行きました。

現在では白いミルククリームだけでなく、苺であたったりチョコレートや抹茶なども登場し、味も各店舗ごとに異なり、形も様々あります。

実際にどういうものなのか、味や購入できる場所などを解説していきます。

クリームボックスの特徴

ロミオのクリームの厚み(2016年11月)
ロミオのクリームの厚み(2016年11月)

最大の特徴でありクリームボックスの魅力といえば、なんといってもこのクリームの厚さ。
基本はこの白い練乳クリームですが、他にも多数のバリエーションがあるので詳しく見ていきましょう。

大きさ・形

クリームボックス上から(2016年11月)
クリームボックス上から(2016年11月)

各ベーカリーによって形や大きさは若干異なりますが、だいたい縦横8~10cm、暑さは3~4.5cmくらいのものが多いです。
写真で見ると食パンくらいの大きさみえますが、実際は食パンよりも2回りほど小さい、菓子パン用として使われるサイズです。

四角いパンを使っているお店が多いですが、中には丸かったり厚みが違ったりする場合もあります。

種類が多いフォンデュのクリームボックス(2016年11月)
フォンデュのクリームボックスは種類が豊富(2016年11月)

オリジナルは白い練乳クリームで、ミルククリームやカスタードクリームともいえない、何かに例えるのが難しい独特の味。
ぷるんとしてますが粘り気もあり、練乳をさわやかにしたような風味を感じます。

写真はフォンデュというベーカリーのクリームボックスで、左上からチョコ、ミルク、抹茶、みかん、桃です。
買いまわってみた結果、今のところここが一番バリエーションが多かったです。

クリームの厚さ

クリームがたっぷりのモンリブランのクリームボックス(2016年11月)
モンリブランのクリームボックスはクリームたっぷり(2016年11月)

写真は安積町にあるモンリブランのミルクとカフェオレのクリームボックスで、このクリームの厚みをご覧ください。
パンの真ん中に窪みがあり、その上にはたっぷりとクリームが乗せられています。

アーモンドボックス(2016年11月)
ロミオのアーモンドボックス(2016年11月)

こちらはロミオの「アーモンドボックス」。
一見普通のミルクボックスと思いきや、クリームの中にはアーモンドが丸ごと入っています。
アーモンドが全く見えなくなるくらいの厚みがあります。

購入できる場所について

ロミオの箱(2016年11月)
ロミオの箱(2016年11月)

郡山市内のほとんどのベーカリーや、ヨークベニマルなどの大型スーパーであればだいたいは販売されています。

よくありがちな、観光客だけで地元民は買わない・・・という事もなく、地元でもよく食べられている人気商品です。
そのため夕方になると売り切れている事も多いので、早めの時間に訪問したほうがいいです。

写真の赤い箱のクリームボックスは、上でも紹介している元祖のロミオのものですが、店舗ではなく郡山駅の「郡山おみやげ館」にある三万石という和菓子屋さんの一角で販売されているものです。

店舗で購入するとビニールで渡されるため、バッグに入れたりすると潰れたり形が崩れてしまう事が多いのですが、ここのオリジナルの箱だとそれが防げるため、お土産に持ち帰るにはぴったりです。

コンビニのクリームボックスについて

山崎製パンのクリームボックス(2016年11月)
山崎製パンのクリームボックス(2016年11月)

一部のコンビニではクリームボックスが期間限定販売されたりしますが、クリームの味は似ても似つかない上に、パンに塗られている厚さはジャムと同じ位になっており、とても郡山のクリームボックスを再現したものとは言えない別物です。

もちろんメーカーも本場に近づけようとしているとは思いますが、工場のラインだとなかなかあのクリームの厚さを製造する規格のマシンはないのではないかと思います。

なのでこれを食べて「クリームボックスはこういうものなんだ」とは思わないで、あくまで雰囲気だけにとどめて欲しいと思います。

実は地元ではあまり知られていなかった?

もう十数年も前になりますが、地元群馬を離れ郡山の大学に通っていた頃に時々クリームボックスを食べていました。

それまでこのパンの存在は見た事も聞いた事もありませんでしたが、普通にどこのパン屋さんにもあったため、全国的に流行っているパンなのかと思い、特に「クリームボックス」という名前も知らなかったのですが、その後福島県を離れて何年かした頃にふとテレビで見て初めてこの地域だけで食べられている事を知りました。

郡山に住む友人に聞くと、僕と同じように全国にあるものだと思っていたそうです。
生まれも育ちも郡山の人でも「クリームボックス」の名前を知らない人もいて、「白くて分厚いクリームが乗ってるやつ」と説明して「あーあれね」といった会話もありました。

2010年頃からはテレビで頻繁に取り上げられるようになったため、今現在は地元の人にも名前は浸透しているのですが、それ以前は意外にも郡山に住んでいる人達にもあまり知られていなかったようですね。

LINEで送る
Pocket

関連記事

コメントを書き込む

コメントは承認後に公開されます。メールアドレスは公開されません。
*」は必須項目です。