「フラッペ」は、かき氷やシェイクなどのフローズンドリンク、細かく砕いた氷にフルーツをトッピングしたデザート、クラッシュアイスを使ったカクテルなどのような、氷を使ったスイーツ(稀にお酒、カクテルなども)を指す言葉です。
語源となっているのはフランス語の「Frappé」で、氷を削ったり細かく砕いたものにリキュール(お酒)やシロップや果汁などを加えて飲んだり食べたりするものですが、そこから由来し氷を使って作られるもの全般に使われる用語になっています。
また、食べ物とは関係ないバレエの世界でも使われていて、「バットマン・フラッペ」(battement frappé)という動作を略してフラッペと呼んでいます(下の項目で詳しく解説)。
以下では実際に販売されている商品を見ながら、さらに詳しくフラッペがどんなものなかをわかっていただけるよう解説します。
まずはフランス料理のお店で提供されている、リキュールをかけて食べる「フラッペ」をご覧下さい。
こちらは横浜市のホテルニューグランド内にある「ザ・カフェ」のマジックアワーというフラッペです。
色鮮やかなシャーベット状の氷にはリキュール(お酒)が入っていて、さらに付属のレモン果汁をかけると色が変化します。
中にはアイスクリームが入っていました。
ホテルニューグランドは横浜最古のホテルで「ドリア」「ナポリタン」「プリンアラモード」発祥のお店としても知られています。
他にもアイスクリームやフルーツで飾られたフラッペもありました。
このタイプの「フラッペ」はフレンチのお店以外ではあまり見かけることがないため、フラッペと言ってこちらを指す事は稀です。
一般的に「フラッペ」というと、かき氷やフラッペなどを指す場合に使われる事が多いかと思います。
以下にまとめましたのでご覧下さい。
フローズンドリンク
「フラッペ」といえば、多くの場合フローズンドリンクを指す事が多いかと思います。
シロップやコーヒーやミルクなどと共に氷を細かく砕き、クリームや具材などをトッピングする場合もあります。
ガリッとした氷の食感と、見た目にも華やかで美味しそうな夏にぴったりな飲み物です。
上の写真はコンビニで買えるフラッペとしては一番人気のファミリーマートのフラッペで「メロンジェラートフラッペ」と「ピーチフラッペ」です。
大手カフェチェーンでも販売されていますので下記で一覧にまとめました。
名称 | 説明 |
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マクドナルドから販売されていますが、取扱は「マックカフェ by Barista」のお店に限られ店舗数も少ないためあまり知られていません。 詳細はこちら「マックのフラッペを解説」へ。 |
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フラペチーノの名前の由来は「フラッペ」と「カプチーノ」から。 もっともよく知られるフローズンドリンクの1つでスターバックスコーヒーから販売されています。 詳細はこちら「フラペチーノの解説」へ。 |
「フラッペ」という名称ではないものの、他にもカフェチェーンで販売されているお洒落で美味しいフローズンドリンクをまとめていますので下記のリンクをご覧下さい。
かき氷
かき氷の事を「フラッペ」と表記しているお店も結構あります。
感覚にはなりますが、氷の上にフルーツやアイスクリームなどのトッピングを乗せた場合にフラッペと呼ぶ場合が多い印象ですが、単純にかき氷の洋風の呼び方として使われているお店もあります。
バレエ
バレエをやってらっしゃる方だとフラッペと聞くと、上記のフローズンドリンクやかき氷とともに「バットマン・フラッペ」(battement frappé)を思い浮かべるかもしれません。
動画にあるように膝を曲げた足をもう片方の軸足付近に置き、そこから前と横と後ろに床を叩くようなイメージで伸ばす動作の事をバットマン・フラッペ、略して「フラッペ」と呼びます。
その他のフラッペについて
フラッペはフローズンドリンクも指す事が事がわかりましたが、人気のカフェチェーンでも氷の食感を楽しめるフローズンドリンクがありますので合わせてご覧ください。