「作業通話」は「作業をしながら通話をする」事を意味する用語で、自分の部屋で絵を描く・宿題をする・勉強する…などの作業をしつつ、同時に相手と通話をする行為を指します。
通話をする人数は1対1が多いですが、数人で行うことも。
相手は友達、知り合い、ネット友達、Twitterのフォロワー、ネット上で探した初めて話す見ず知らずの人など、様々。
ただ作業をするだけだとなかなか手が進まずサボってしまうものの、誰かとおしゃべり、監視されているという感覚、会話は無くてもオンラインで誰かと繋がっているという環境だと集中して作業を進められるという人が一定数おり、TwitterなどのSNSやであったりスカイプちゃんねる等の、通話相手を見つける掲示板などでは作業通話の相手求めるツイートや書き込みが多々見られます。
- 作業通話したい
- 誰か作業通話出来ますか
- 作業通話出来る人いますか?
- 今から作業通話する
- 作業通話相手の友人
- 最近作業通話をする事が減った
- 金曜日に作業通話をしてくれる方いる?
- 作業通話苦手だなあ
- あんま作業通話しないから慣れてない
- またあの人と作業通話するんだ
リアルの友人と作業通話をすると後々の人間関係に気を使ってしまう事もあるためかネット上で相手を探す人も多く、通話の相手と波長が合うと作業が進んだり心地よく作業が出来るというメリットがある反面、合わないとイライラしたり作業が進まなかったりするデメリットも。
当日ネットで初会話した人でも、お互いのニーズが合えば次回以降も作業通話が行われる事もあります。
「作業通話」という言葉が使われだした時期についてははっきりはしませんが、2010年代前半頃からあり、以前はネット回線を使って無料で通話が出来るツールというと、選択肢がスカイプしかなかったため、「作業 + スカイプ」を組み合わせた用語「さぎょいぷ」という言葉の方がよく使われていました。
その後スカイプ以外にも無料で利用可能なDiscord、zoom、LINE、ハングアウト、Viber Messengerなど様々な通話アプリが使える環境が整い、「さぎょいぷ」はあまり使われる事がなくなり、「作業通話」と言われるようになりました。