「キラコメ」は「キラキラコメント」の略で、ツイキャスやニコ生やYouTube Liveなどのような生放送サイトにおいて、『素敵です結婚してください』『可愛いですね付き合ってください』というような、放送主・配信者に対しての憧れを抱いているとわかるコメントを指す用語です。

他の流れいてるコメントと比べてキラキラと輝いているように見えるからなのか、目をキラキラと輝かせてコメントしているような印象からなのか、他の語源があるのかは不明ですが、明らかに熱烈なファンとわかるようなものを「キラコメ」と言います。

はっきりした発祥は不明ですが、2016年頃からSNSや5ちゃんねる(元・2ch)などで放送主について語る際に使われるようになました。

2019年現在ではまだネットに詳しいユーザーであっても知らない方が多く、ニコ生やツイキャスなどの生放送を頻繁に見ている人達の間ではよく使われている程度の状態のため、一般層へ「キラコメ」と言ってもまず通じないものと考えていいでしょう。

以下のようなコメントが「キラコメ」に当たると判断されそうです。

  • 大好きです結婚してください
  • こんなイケメン見たことなくて見とれています
  • いつも素敵な笑顔を癒やしをありがとう☆
  • そのままでいてね★ずーっと応援してるよ
  • どうやったらそんなに可愛くなれるんですか

いろいろな配信サイトありますが、特にツイキャスではよく見られ、女性に対しても男性に対しても、異性間・同性間でも使われます。

キラコメを別な言葉に言い換えると「(熱烈な)褒め言葉」とか「大げさなアピール」「囲いコメ」と言えるかもしれませんが、求婚するような内容であったり告白コメントのようなものも多々あり、放送を初めて見る他の視聴者(リスナー)からは「とても好かれてるんだな」と判断するリスナーもいる一方で、それを「気持ち悪い」とされる事もあり、以後配信を見なくなってしまう可能性もあります。

また、配信者に近づき内情を知るためや、他のリスナーを引かせる目的で、囲いのふりをしてキラコメする「実はアンチ」もいるようです。

「囲い」は放送主を独占したいがあまりアピールが激しいファン、「アンチ」はその放送主が嫌いな人を指します。詳しくは以下の記事をご覧下さい。

放送者本人はキラコメについてどう思っているかというと、やはり放送者ごとにそれぞれ判断が異なり、「自分への称賛」とか「見ていて気持ちいい」等の理由でキラコメして欲しいという方もいれば、「反応に困る」「求めてない」等の理由でキラコメをして欲しくない・禁止という方もいますので、放送の流れやコメントの内容と反応を見ながら判断する必要があります。

以下ではさらに詳しく、キラコメの使い方と、どの配信サイトでよく使われているのかなどを詳しくみていきましょう。

キラコメの使い方

上では実際のキラコメの例を挙げてみましたが、こちらでは「キラコメ」という単語についての使い方の例をご紹介します。
ネット掲示板やツイッターなどのSNS他、各配信サイトの放送中にも使われています。

なお以前は配信サイトの世界でよく使われていましたが、現在ではネット掲示板であったりSNSなどで、声優やアイドルなど有名人に対するコメントにも、そのような類の書き込みがあると「キラコメ」が使われる場面も多々見られるようになりました。

  • キラコメやめろ
  • キラコメとか恥ずかしすぎて出来ないわ
  • あの放送主、キラコメ以外読まないな
  • キラコメしてくれてありがとう
  • 昨日はキラコメ多かったよね
  • キラコメ大歓迎だわ
  • すごいな…キラコメばっかじゃん

キラコメがよく見られる配信サイト

キラコメが一番多く見られるのは圧倒的にツイキャスといえます。
要因としてはスマホで気軽に配信・視聴する事が出来、リスナーと配信者の距離が近く、利用者の年齢層も若いため、初めて配信サイトを利用するユーザーが多く、放送している事自体がすごいと事と思っていて憧れを抱いてしまったり、他のコメントに影響されたり、初めて見る世界に興味を持ちやすいことなどが挙げられます。

他の配信サイト、「ニコ生」(ニコニコ生放送)や「YouTube Live」「ふわっち」などでもキラコメは見られますが、ツイキャスに比べると圧倒的に少ないです。

ニコ生については昔から利用しているユーザーが多く、ネットにも配信サイトにも慣れた30~40代の層が多いためか、ツイキャスでは放送主を憧れの対象とするのに対し、ニコ生では笑いや面白さを求めるため、ネタとしてキラコメ風の書き込みをする事はあっても、本当の意味でのキラコメが少ないものと考えられます。

他にもツイキャス用語やニコ生用語、ネット用語などをまとめていますので、あわせてご覧下さい。