「きびつい」は「厳しい」と「きつい」を組み合わせて作られた用語で、「厳しくてつらい」状況や気持ちを表現する言葉です。
心や身体がしんどい状態であったり、何か物事の状況が良くない時など、対象は様々です。
ただ、実際に使われている場面を見ると、致命的であったり深刻な場面で使うのではなく、「それはちょっと厳しいな」とか「行きたいけど行けないからつらいなー」といったニュアンスです。
以下のような使い方と表現があります。
- もっと髪明るくしたいけど校則きびついから無理だあ
- 給料日まできびついけど何とかする
- 今日はきびつい、明日どう?
- きびついっすね
- 欲しいものあるけど今月はきびつい
発祥ははっきりしませんが、2015年終わり頃からLINEのやり取りで見かけるようになり、まだその頃はネットでは使われていなかったものの、2016年からは少しずつツイッターやSNSでも使われはじめるなどネットにも広まったようです。
使っているのは高校生など10代や20代前半の若い人達で、それ以上の世代と思われる方はあまり使っていない印象です。
まだネット以外のリアルでは耳にしない上に、まだあまり知られていないため、使っても相手に通じない可能性が高いです。
何となく響きで「厳しい」というのは伝わるかもしれませんが、「厳しい」を噛んだと思われそうですね(笑)。
なお、この「きびつい」はモデルプレスが発表している2016年のギャル流行語の10位にランキングされていて「JK語」とも言われています。
JKは女子高生の事で、この年代の女の子がよく使うという意味です。詳細はこちら「JKとは?」とご覧下さい。
一時的に流行ってすぐ使われなくなるパターンではなく、かなり多いわけではありませんが、現在もネット上で若者を中心に使われている用語の1つです。
他にもネット用語やツイッター用語をまとめていますのであわせてご覧ください。