現在サービスが開始されている「WiMAX」「LTE」などの高速無線通信サービスですが、それらの次の世代の超高速無線技術がそれぞれ「WiMAX 2」「LTE-Advanced」です。

WiMAX 2については現在(2013年4月)auの子会社UQコミュニケーションズ株式会社がWiMAX 2を他規格通信にも対応させた「WiMAX 2+(ワイマックスツープラス)」の開発をしています。

「WiMAX 2」はそのまま「ワイマックスツー」と読めますが、「LTE-Advanced」については、ニュースなどの記事では現在下記の2通りの表記になっています。

  • LTEアドバンス
  • LTEアドバンスト

確かにそのまま読むと「エルティーイーアドバンスト」となりますが、どちらが正しいのでしょうか。
LTE-Advancedを強く推進しているNTTドコモの表記を確認しましたが、カタカナになっている箇所は今のところ見つからず、すべて「LTE-Advanced」の表記で統一されています。
また、報道関連のウェブサイトを見ても記事を書いている記者によって表記はバラバラの状態なので、現在のところはまだ表記が定まっていない状態のようです。

英語表記の慣例としては、発音がしづらい複数形や過去形は読み易いように現在形にする事が多いので、それに従うと「LTEアドバンス」となります。

例えば「Mcdonald’s(マクドナルズ)」は「マクドナルド」に、「iTunes(アイチューンズ)」は「アイチューン」、「Tower Records(タワーレコーズ)」は「タワーレコード」、タバコのSeven Starsは「セブンスター」(日本発祥のタバコですが)などです。
そのまま読む例としてはWindows(ウィンドウズ)などでしょうか。sを付けても最初から読み易い場合はそのままです。

現状を見ると「LTEアドバンスト」の表記の方が多いですが、今後「LTEアドバンス」が巻き返すかどうか、WiMAXとのシェア争いとともにこちらにも注目してみたいと思います。