ニコ生で言う「アンチ」または「アンチリスナー」とは、生主(放送主)を嫌うリスナーを指す用語です。反発者、批判者、反対勢力などの意味を持ちます。

単に嫌いというだけでなく、悪意ある荒らしコメントを打ったり、その生主の2ちゃんねるスレなどに悪口や批判を書き込んだりするなどの行為を行なうリスナー達を指します。
そして、それらのリスナーが打ったコメントの事を「アンチコメント」または「アンチコメ」と表現します。

2ちゃんねるやmixiなどのSNS、ツイッターなどネット上の様々な場所で書き込みが見られ、その対象もニコニコ生放送の生主だけでなく芸能人、アイドル、スポーツ選手などの有名人など幅広い分野に渡ります。

生主本人やその生主のファンからするとアンチは非常に不快な存在であり、一般的には「悪口を言ってストレス発散しているような人達」という見方が強いですが、実際に生主が批判されるような行為を行いそれを批判したり止めさせようとしたりする「正論」のアンチも見られます。

例えば生主が生活保護を不正受給しながら働くための活動を一切行なわず毎日ニコ生を長時間放送している事を批判したり社会復帰への誘導行為を行うなどの事例もあります。

アンチの語源は英語のアンチテーゼ(Antithesis)またはアンチ(anti)で、前者は「対照、正反対」という意味があり、後者は「アンチエイジング」「アンチウイルス」「アンチグレア」などでも使われている「反~」「非~」「抗~」を意味する接続詞です。
ですので「アンチリスナー」と言ってしまうと「リスナー嫌う人」になってしまうので、正しく表記すると「アンチのリスナー」で、「アンチコメント」も正しくは「アンチが打ったコメント」となります。

また、この用語が使われだした今から10年ほど前は「アンチ●●」など、接続詞として使われていましたが、いつからか「アンチ」単独で使われるようになり、さらに1つの名詞として意味を持つようになってきました。

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