「残当」とは「残念だが当然」の略で、読み方は「ざんとう」です。
意味はそのまま言葉の通りで、「残念な気持ちになるような出来事だが、当然起こるべくして起きた」というような気持ちを表現する用語です。

残当な内容のニュースなどが流れると、一斉にネット掲示板の書き込みやツイッターのつぶやきが増加する現象が見かけられます。

2006年に、2ちゃんねるにある野球のスレに書き込まれた内容が元ネタになっており(詳しくは下記の項目を参照)、しばらくは2ちゃんねるのコア層だけ知っているような言葉でしたが、2012年あたりからはツイッターでも見られるようになり、まだ認知度は低いと思われますが見かける頻度は年々上がっています。

一例として以下のような使い方があります。

  • 残当
  • まあ残当
  • あの時のミスは残当
  • その件は残当だけど今回はいける

文末か文頭で使われる場面を多く見かけますが間に挟んでもいいですし、特に決まっていません。

以下では残当をさらに詳しく見ていきます。

元ネタについて
発祥は2006年7月14日に2ちゃんねるの「なんでも実況」(なんJ)にある野球のスレで立てられた書き込みと言われています。
スレ名は「●●速報・豊田投手、投身自殺●●」で、内容はこうです。

首都高4号線外苑出口付近で読売巨人軍の豊田投手(32)が大型トラックに飛び込み即死した。
度重なるリリーフ失敗
苦にして発作的に飛び込んだものと見られる。

巨人原監督の話
「残念だが当然。男らしい最期といえる」

書かれている内容は事実とは異なりますので嘘の投稿といえますが、これが元ネタとなっています。
なお、このスレ自体では「残当」という用語は生まれていません。

他の意味について
「残念だが当然」の略だと説明してきましたが、いつの頃から(2011年あたりだと思われます)か、「残念でもないし当然」や「残念ながら当然」の略ではないかとの噂がネット上で話されるようになりました。

調べた限りではやはり「残念だが当然」が一番古くからいわれているようですので、ネタか面白がってそのような情報を流したのかもしれません。

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