「小並感」とは「小学生並みの感想」を略して出来た用語です。

読み方は「こなみかん」または「しょうなみかん」で、前者の読み方が多いように感じます。
元になった言葉からすると「しょうなみかん」ですが、あまり使われていないようです。

「小学生並みの感想」・・・具体的にどんな意味かというと、何か感想をネット上で書き込んだり人に感想を言うとき、有名人がインタビューを受けているときに出た発言があまりにも短絡的だったり、当たり前だったり、短かったりするなどまるで「小学生が言う感想」のようであった場合を「小並感」と表現します。

2013年12月にはTBSテレビの朝ズバでこの用語が流行語として紹介された事がありネット上で話題になりました。
同時に紹介された「草不可避」という用語もあるのでよかったらご覧ください。

また、「こなみかん」を漢字変換すると「粉みかん」になることから、2012年には「みかんパウダー」という商品が『粉みかんが実在した!』というネタになった事もありました。

小並感の使い方
よくネットで見かけるのは、感想の最後にカッコを付けて(小並感)というように、自分に対してつっこみの意味も含めて使うパターンです。
例えばこうです。

  • そこのラーメン屋行った。うまかった(小並感)
  • すごかった(小並感)
  • 強そう(小並感)
  • 楽しかった(小並感)

閉じカッコを省略する場合もあります。

  • 強そう(小並感
  • へーすごい(小並感

「漂う」を付け加える事も。

  • おもしろかった(漂う小並感)
  • よかった(漂う小並感)

他人の感想に対しても使われます。
例えば相手が何か感想を言ったりした後に続けてこう返します。

  • なにその小並感
元ネタについて
2001年に発売されたゲイ向けのアダルトビデオ「BABYLON STAGE34 真夏の夜の淫夢 the IMP」(通称:真夏の夜の淫夢)が数年後にニコニコ動画などの動画共有サイトに違法アップロードされるようになります。
その動画の中でTNOKと呼ばれる男優が撮影の感想として「最後が気持ちよかった」という普通すぎる発言をし、『(小学生並みの感想)』とコメントが付けられた事から、これがネタとして2ちゃんねるで盛り上がり「小並感」が生まれました。

このような元ネタを経緯して作られた用語のため、当初は使用する場面や場所に少し注意する必要があったようですが、現在では元ネタを知らないユーザがほとんどで、2ちゃんねるなどの掲示板はもとよりニコニコ動画・生放送、ツイッターやSNS、ブログなどネットの様々な場面で見かけるようになりました。

「コナミ感」の表記も
「こなみかん」の読み方がゲーム会社の「KONAMI」を連想させる事から、KONAMIが話題になっている2chのスレッドでは「コナミ感」「小波感」「KONAMI感」という表記も見かけます。

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